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第195回 ─ CITIZEN

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/08/30   16:00
更新
2007/08/30   17:40
ソース
『bounce』 290号(2007/8/25)
テキスト
文/石井 隆弘

ヴィタリックの率いる注目レーベルがいよいよフレンチ・エレクトロ勢力図を塗り替えるぞ!

 キツネやエド・バンガーなどの飛躍によって改めて注目を浴びているフレンチ・エレクトロだが、そのシーンを語るうえで忘れちゃいけないのがシチズンである。2001年にジゴロからリリースした『Poney EP』を全世界で大ブレイクさせて一気にトップ・アーティストの仲間入りを果たしたヴィタリックが、その翌年にスタートしたレーベルだ。彼自身の飛躍とは裏腹に、シチズンは12インチのリリースのみという比較的ゆったりしたスタートを切っている。が、2005年に初のフル・アルバム『OK Cowboy』とそこからシングル・カットされた“My Friend Disco”によってヴィタリックがより幅広いリスナーの間でブレイクすると、こうした状況と歩調を合わせるかのように、シチズンもようやく動きを活発化させていった。以降はジョン・ロード・フォンダを皮切りに、ペネロープスやティーンエイジ・バッド・ガールらのアルバムを送り出し、大きな話題を呼びながら現在に至るというわけだ。

 今回は日本独自企画盤として初のレーベル・コンピ『Belairbourgeois』が登場。これまでCDで聴くのは困難だった初期のトラックや未発表曲を中心としたチョイスは、日本のファンに向けてのプレゼントと呼べるのでは!? 何はともあれ聴いてもらうのがいちばん!!

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