身もココロも溶かしてしまう、沖縄から届いたチルアウト系〈美ら〉ミュージック!
沖縄系音楽家/クリエイターたちによるオキナワン・ミュージック水質・地質調査レポート。なんというか、そんなイメージを抱いてしまうのである、この『Okinawan Chillout』というコンピレーションは。“てぃんさぐぬ花”や“さとうきび畑”など、よく知られる民謡&オキナワン・ポップスを、10組のアーティストが各自の音楽スタイルでカヴァーする内容だ(すべて新録!)。電子探知機を用いて青い海に潜る琉球アンダーグラウンド(彼らのみオリジナル曲を提供)、CINEMA dub MONKS、TAKUJI a.k.a. GEETEK、コウサカワタルたち、一方ではスコップ持って白い砂浜を掘るMORIKEN、THE SANSHIN CAFE ORCHESTRA、DUTY FREE SHOPPたち。どの曲からも〈ほら、美しいでしょう〉って声が聞こえてくるのだ。エレクトロニックとアコースティックの楽曲がバランス良く共存し、かの島の景色にも似たカラフルな模様を織り上げている。
お次は、そこにも参加しているTAKUJI a.k.a. GEETEKの新作『エイサー IN DA CLUB』を紹介しよう。沖縄民謡リミックス・シリーズの第3弾となる本作、扱うテーマは〈エイサー〉だ。このシリーズは、沖縄音楽に向き合いながら新たなジャンルの開拓をめざす彼の重要仕事のひとつだが、今作ではより自信と確信を深めた彼が窺えるのである。特に、スピリチュアルな色合いが濃くなる後半の曲が素晴らしく、ダブ処理された“ジャーガル・へヴィ・ダブ”と“エグチ・ダヴィー”は白眉。エコーの向こうにさまざまな歴史のシーンが浮かんでは消える不思議なデジャヴ感覚。冴えまくりだ。このシリーズ、ぜひライフワークにしてほしいもの(もうなってるって?)。
島音楽をこよなく愛する皆さん、これはマスト・バイですよ。もちろんチルアウト系好きの皆さんもね。
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