磨き抜かれた新感覚ポップを鳴らす彼らが、待望の2作目を完成!

ファースト・アルバム『CURRENT』リリース後、メンバーの脱退と新メンバーの追加を経て、5人編成での新たなスタートを切ったriddim saunter。Niw!の秘蔵っ子と言われながらも苦労してきた彼らの、新編成での初アルバム『Think, Lad & Lass』がついに完成した。ゴー!チーム、ラリキン・ラヴなど、海外の先鋭ロック・バンドたちと呼応しながらも、ルーツであるソウル~ヒップホップが基本にあることをしっかり感じさせてくれる本作。DJ的なセンスで構築されるビートのヴァラエティーは、ベースとのコンビネーションが徹底して考え抜かれ、ダンス・ミュージックとしての機能性も抜群。メンバー脱退によって不安に思われていた〈コーラス・パートの穴〉は、メロディーとアレンジを練り上げることで以前と遜色はない。聴いていて何よりもグッとくるのは、彼らの魅力がもっとも発揮されるライヴの肉体感を作品に一度還元するような音作りが成されている部分。センス一発!の勢いでは決して作れない強靭なグルーヴは、ライヴで得たものの大きさを物語っている。そういえばファースト・アルバムがリリースされたタイミングで彼らは、〈自分たちを表現できる状態になるまで作品を作らずにライヴをしていた〉と語っていた。つまりこの新作も、音楽をやるべき意味を、肉体性を伴いつつ考え抜いた結果、生まれるべくした生まれた傑作ということが言えるのだと思う。