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第213回 ─ 赤犬

連載
NEW OPUSコラム
公開
2007/09/27   04:00
更新
2007/09/27   17:26
ソース
『bounce』 291号(2007/9/25)
テキスト
文/井口 啓子

大阪の誇る猥雑ビッグバンドが、溜まりに溜まったエネルギーを新作で大放出!!


 長い間出さないと濃くなるのは、男子の常なのでしょうか? DT(童貞)男子の悲喜こもごもなファンタジーを、ブラスやヴァイオリンを含むビックバンド編成で奏でる赤犬の6年ぶりとなるオリジナル・アルバム『あか犬』は、これまで以上に濃ゆい赤犬汁全開。ともすれば散漫にも感じられたスカ、ファンク、ヘヴィーメタル、ディスコ、アラブ、アイドル歌謡……のゴッタ煮具合も、熟成を経て、濃厚なのに雑味のないポップな味わいに到達。男13人の大マジ合唱には毎度ながら涙。これはSAKEROCKやYOUR SONG IS GOODと共に語られるべき、日本オリジナルの宴会音楽(パーティー・チューン)だ。そして今回、サントラ『ばかのハコ舟』もリイシュー。映画音楽の名手としての赤犬も併せてご賞味あれ。