グディングス・リナが世界の〈音楽〉と〈料理〉のお皿2枚使いで贈る、〈音食同源〉コラム!!

こんにちは、G.RINAという略称から、本来の名前で活動することにしました。グディングス・リナです。改めてよろしくお願いします☆ 今日も世界中の音楽を聴きながら、現地フードを味わう〈Delicious Dishes〉のお時間がやって参りました。今回は題して、わたしの中のナイジェリア、あなたの中にもナイジェリア!?
パソコンのデスクのすぐ脇の窓辺に、一体の黒い木彫りの人形があります――麻の腰ミノをつけて、髪の毛を青く染め、突き出した胸で女性とわかるその人形は、今から10年以上も前にNYに行ったときに、道ばたの日曜市でわたしが自分用のお土産に購入したものです。幾何学模様のワンピースを着た、家のお手伝いといった風情の少女が、そこに置いてあるたくさんのお面や彫刻はすべてナイジェリアのものだと教えてくれました。ホントか嘘かわからないけれど、それ以来その人形がわたしにとっていちばん身近なナイジェリアなのです。
フェラ・クティの音楽よりも、手で触れられるナイジェリア。レコードをかければ、その木彫りの中の魂も踊りだしているに違いありません。
それにしてもその人形の女性、一見人間に見えますが、どうでしょう? あのたくさん並んだ人形たちの不定形を思うと、彼女はもしかすると精霊や神様かもしれません。なにしろ黒目が横になっているのですから。ナイジェリアの人々は、きっとあのお面や人形の数だけ、人間以外のものを見ているのかもしれません。闇夜の中から聴こえる会話、森のつぶやき、ざわざわ――。
さて、料理本をひろげて、珍しいナイジェリアの料理を作ってみました。〈鶏の唐辛子スープ〉――見えるのは赤い液体に沈む鶏肉の塊。ところが実際はすりつぶしたタマネギ、トマト、唐辛子、干しエビがたっぷり複雑な味を構成、それは見た目以上に手間をかけた上品な料理なのでした。そしていろんな材料の味が舌の上で、ざわざわ――。
鶏の唐辛子スープの詳しいレシピなどはこちら!
http://www.g-rina.com/blog/
今回紹介したいのは、ナイジェリアのパーカッショニスト、オラトゥンジによる59年の代表作『Drums Of Passion』(Columbia)です。複雑なリズム、チャントがまるで自然の声を代弁しているみたいなのです。
PROFILE
グディングス・リナ
ヴァーサタイルなクロスオーヴァー・ポップスをクリエイトするシンガー・ソングライター/トラックメイカー。メジャー第1弾アルバムに先駆けて、10月17日にミニ・アルバム『X』(Alien's Honey)をタワレコ限定でリリースする予定。アルバムからの先行3曲のリミックスと岡村靖幸のカヴァーという構成で、超豪華ゲストも参加している模様。