ユアソンのサイトウジュンが、大好きな音楽について語りまくる連載の時間だよ!
先日、新宿高島屋〈かつくら〉で食事を済ませたオレが次にとった行動は、ジェネレーションXのファースト・アルバム『Generation X』(EMI)を買うこと。理由は……ズバリ!“One Hundred Punks”が聴きたくなったから。問題はこの曲の2分あたりで登場するギター・ソロよ。どんなんかっちゅうと、スピード感、無茶具合、一瞬「え?」ってなる超カワイイ着地点、この3点が揃ったギター・ソロとして非常にエグい仕上がりだ。コレはデキる人間のテコ入れなんちゃうんか?と最初に買った87年頃から現在にいたるまでずっとヤツらのこと疑ってる。いやそんぐらい燃えるぜ、これは。
ならば、テレキャスターの名手であるダニー・ガットンの87年作『Unfinished Business』(Powerhouse)。やっこさんの場合、全編燃えるギター・ソロ状態の“Fingers On Fire”がスゴい。超ギャンギャンしてるアメリカ音楽だ。スケーター諸君、名作DVD「Ban This」のオープニング曲“Nit Pickin”が入ってまっせ。
最後はスカタライツの名曲中の名曲“Old Rockin' Chair”。いまなら彼らのベスト盤『Foundation Ska』(Heartbeat)で確認可能。ジャッキー・オペルの名唱でお馴染みだが、オレはこの16分音符の無茶ハメなエグいギター・ソロに耳を奪われている。これぞまさに殺人級なり。
ということで、今回はビムンビムンなギター・ソロはやっぱエエぞっちゅうお話。後はイングヴェイ・マルムスティーンの教則ビデオが違う意味で必見だ。ん、また会おう!
PROFILE
サイトウジュン
東京から南をめざして、結局どこかに辿りついちゃった! そんなオモシロ音楽を投下し続けるYOUR SONG IS GOODのオルガン担当/リーダー。セカンド・アルバム『HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT!』(KAKUBARHYTHM/NAYUTAWAVE)はず~っとリリース中。現在、COMEBACK MY DAUGHTHERSとツアー中!!