タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!
みなさ~ん、コ~ンニチハ~☆ タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉担任のタマコ(20)です。今回もイキの良いひよこを紹介しますよ! あら、こんなところに革ジャン姿の子が――その背中の2文字はナニ! もうヤンチャなんだからー!!……実は今日の主役はこの穏やかじゃない子がベース担当の毛皮のマリーズです☆ 男の子3人、女の子1人の4人組で、2006年にファースト・アルバム『戦争をしよう』でひよこ組入りし、昨年末の2作目『マイ・ネーム・イズ・ロマンス』でガレージ・ロック大好きっ子のハートを丸かじり! そして、このたびミニ・アルバム『Faust C.D.』(DECKREC)を発表しました。この子たちは70'sのUS/UKパンク~80'sUSハードコアのデストロイなサウンド(ヴォーカルくんの声は〈イギー・ポップ+ジョニー・ロットン÷2〉)を武器に、時にブルーハーツに通じるロマンティックさ、時に長渕アニキを彷彿とさせるろくなもんじゃねぇ歌い回しを披露……。と、これまでに聴き漁ったor潜在的に刷り込まれたさまざまな影響をモロ出ししながら相当カッコ良く仕上げているのが凄い! さっそくチェックよ! では次回もお楽しみに☆
ひよこ組のおともだち
a flood of circle 『泥水のメロディー』 CRUX(2008)
10年前のチバユウスケ、って感じのハスキーで色っぽいヴォーカルがイカした4人組のミニ・アルバム。哀愁漂う和風なメロディーを支える強靱でパンチの効いたサウンドもグッドですよ!
ザ・ノウ 『ノウ宣言』 FUJI JUNIOR(2008)
なんと曽我部恵一さんの弟が率いるパンク・バンドの初作。ラモーンズの倍速ヴァージョンと言えば察しがつくかしら? 初期衝動のみで突っ走る愉快痛快デストロイなサウンドに、タマコまっしぐら。