この夏をいっしょに過ごしたい、とびきり素敵な男性シンガー・ソングライターを紹介!

G.LOVE
軽快なビートに揺られて……
ニュー・アルバム『Superhero Brother』(Brushfire/ソニー)で、7年ぶりに〈&スペシャル・ソース〉を名前の後ろに引っつけたG・ラヴ。大勢のゲストを招いた前作『Le-monade』から一転、バンド・メンバーと真正面から向かい合って作られたであろうことが、名義の件ひとつをからも窺い知れる。結果、今回のG様はめちゃくちゃ軽快! 心地良いバックビートが全編に敷かれ、デルロイ・ウィルソンも歌ったロックステディ曲“Won't You Come Home”のカヴァーや、流れ落ちるピアノの旋律が激甘美なフィリー・ソウル風味の“Crumble”など、ガチで素晴らしい曲しか入ってないんだもの! もちろん、Gらしい政治的なリリックも各所で盛り込まれているけれど、まずは何も考えずに身体を預けるのが正解かと。

NEWTON FAULKNER
湿ったサーフ・ロックはいかが!?
UK本国でアルバム・チャート3週連続1位を記録した『Handbuilt By Robots』(Ugly Truth/Brightside/BMG JAPAN)の日本盤が、満を持して登場した。歌うは85年生まれのニュートン・フォークナー君(趣味はサーフィン)。軽快なタッピング・ギターを効かせたリズミカルなトラックはどれも渇いた質感を湛えているのだが、彼の場合、そこに叙情的で湿り気のあるメロディーを乗せてしまうのだからビックリ! こんなサーフ・ロックはUKからしか生まれ得ないはず!

JUSTIN JAMES
音楽的素養に裏付けられた、多彩なアイデアを持つ海男
プロ・サーファーをめざすも、大怪我のために18歳でシンガーへと転向。そんな経歴を持つだけに、素人臭さが魅力か?と思いきや、幼い頃からチェロを習うなどしっかりとしたバックボーンを持つジャスティン・ジェイムス。初作『Sun Drenched』(10 Spot/tearbridge)がこのたび5つの新曲を追加して日本盤化されたわけだが、このボートラが良い出来なのよ。レイドバックしたサウンド……だけじゃない、ホーンを多用したアップ“Saturday Night”や都会派AORなど、引き出しの多さをアピール。これを聴かなきゃ彼の全貌は掴めない!!

MASON JENNINGS
都会人にはない大らかさにメロメロです!!
4月に行われたジャック・ジョンソンの来日公演でオープニング・アクトを務めたメイソン・ジェニングスが、ジャック主宰のブラッシュファイアよりファースト・アルバム『In The Ever』(Brushfire/Universal/ユニバーサル)を発表。本作は、ハワイ生まれの彼が現在居を構えるミネアポリスの森のなかで、全楽器をみずから演奏して作り上げたんだそう。ゆえにハンドクラップもタンバリンの音もどこかもたついた印象を受けるけど、そんなラフなバック・トラックがあってこそボブ・ディラン系のぶっきらぼうなヴォーカルも活きるというもの。周囲の笑い声やジャックのコーラスなどを盛り込んだ陽気な楽曲群は、みんなでワイワイ聴きたいバーベキュー・ミュージックの大本命でしょ。