おや、今回は……おひとりさまですか?

ケニー・ラティモアと2002年に結婚し、幸せいっぱいな夫婦デュオでの活動を中心としていたシャンテ・ムーア。ソロとして新たにコンコード傘下のピークと契約!という情報が入ったのは一昨年頃でしたが、そもそもルイル・サイラスの秘蔵っ子としてデビューし、スムース・ジャズの文脈でも評価されてきた彼女だけに、妙に納得がいく話ではありました。そして、今回届いたのが通算5作目となる『Love The Woman』です。前作『Exposed』からおよそ8年ぶり。その間にはサイラスの死、最初の夫との別れ、ケニーとの結婚、出産……と、さまざまなドラマを経験している彼女ですが、今回も変わらずスムースで洗練されたR&Bを聴かせてくれています。ラファエル・サディークやジェイミー・ジャズといったUS西海岸の手練れをプロデューサーに迎え、久々にジョージ・デュークの参加もアリ。オトナの官能をねっとり咲かせる表題曲をはじめ、しっとり薫り立つような歌世界が美しい……やはり、いい女ですね。