シカゴから良質なインディー・ロックを届けてくれる老舗レーベルが、3タイトルを同時投下!!!
古くはビッグ・ブラックやスリント、最近では!!!やTVオン・ザ・レディオなど、先鋭的なアーティストの作品をコンスタントに発表し、USインディー好きを魅了してきたシカゴのレーベル、タッチ・アンド・ゴーからまたまた良質なニュー・アルバムが3タイトル同時に届けられる。
まずは90年代にベッド・ヘッドというバンドで人気を博したマットと、ババのカダン兄弟率いるニュー・イヤーの3作目『The New Year』。シンプルでミニマムなビートにギャラクシー500直系の蒼くて儚いギター・ノイズが溶け合う本作は、聴く者すべてを白昼夢へと誘うロック天国盤となっている。セルフ・タイトルを冠していることからも彼らの本気度が窺えるだろう。お次はブルースやカントリー、ジャズにスパニッシュ、メキシカンまでも吸収した独特のサウンドで〈ハイブリッド・モダン・ルーツ・バンド〉と称されるキャレキシコの通算6作目『Carried To Dust』。ここではトータスやアイアン&ワインら超一流ミュージシャンを招き、ノスタルジックかつドラマティックな音像をさらに追求。まるで映画のサウンドトラックのような世界観を見事に構築した、味わい深い一枚である。そして、ラストはレーベルの最プライオリティー・バンド、アグリースートの初作『The Uglysuit』だ。まだ20歳そこそこの6人組が放つサウンドには、デス・キャブ・フォー・キューティを彷彿とさせるハードコアを通過したサイケデリア、さらにフレーミング・リップスやヨ・ラ・テンゴにも比肩する先鋭性や実験性が詰まっていて、新人離れした驚異のセンスを感じさせる。これぞまさにインディー・ギター・ロックの最新形。これらのラインナップを見る限り、タッチ・アンド・ゴーはまだまだ安泰なようだ。
▼8月27日にリリースされるタッチ・アンド・ゴーの作品を紹介。