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第17回――四の五の言わずにタイトゥン・アップ!

連載
四の五の言わずにタイトゥン・アップ!
公開
2008/12/18   01:00
更新
2008/12/18   17:47
ソース
『bounce』 305号(2008/11/25)
テキスト
文/サイトウジュン(YOUR SONG IS GOOD)


ユアソンのサイトウジュンが、大好きな音楽について語りまくる連載の時間だよ!



THE ACTION TOUR〉終了。結成10年目、今こそヤリたいことをヤリたい放題せなバチ当たりますってことで、無手勝流に激!パーティー・アップしまくりでした。結果、右脇腹の肋骨周辺に鈍痛が走りまくる始末。micro KORG片手に客席へ突っ込んだあの瞬間が相当怪しい……とボヤきつつも、こればっかりはしゃ~ないね! 皆さんありがと。で、すっかり自宅でフヌケまくり。あ~、TVでも~、とカチッてやったらいきなり随分と、どタイトなナムバーにブン殴られた。え? リック・スプリングフィールドすか? ガキんちょの頃はオージー出身の男前80'sシンガーっていうポワワ~ンとした印象。が一転、まさか!と犬ジャケでお馴染みの『Working Class Dog』(RCA)を鬼聴くと、これが予想通りヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース『Huey Lewis And The News』(Chrysalis)と通じる本気のグッド・メロディーとガッツ溢れる8ビートが超ツボな初期80'sモノ! どちらも〈LAのパツキン姉ちゃんにモテそうなパブ・ロック〉って感じのギリギリな大味感が本当にたまらんですよ。

本ツアーの客入れで無理くりON AIRした〈アンタそれ何回聴いた?的俺クラシックス〉にブッ込めなかったことを大いに反省し、会場に鳴り響いたキルバーン&ザ・ハイローズ『Handsome』(Castle)のカリプソ曲“The Call-Up”と共にいつか全員が激烈なタコ踊りするようになるまで、もっとぐわんばろうと脇腹をスリスリしながら思った次第。じゃ、また会おう。



▼文中に登場した作品を紹介。
左から、リック・スプリングフィールド『Working Class Dog』(RCA)、ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース『Huey Lewis And The News』(Chrysalis)、キルバーン&ザ・ハイローズ『Handsome』(Castle)

 

PROFILE/サイトウジュン



YOUR SONG IS GOODのオルガン担当/リーダー。YSIGの考えるパンク・ロックが満載の『THE ACTION』(KAKUBARHYTHM/ユニバーサル)も好評リリース中。12月6日、7日に結成10周年記念イヴェントを東京・LIQUIDROOMでドカン!と開催。詳しくは〈www.kakubarhythm.com/ysigblog/〉で!