女性シンガー・ソングライターが続々と登場!
昨年は〈Jazzy Not Jazz〉的な佇まいの女性シンガーが盛り上がりましたが、そこでいうところの〈Jazzy〉という風情が、実際はフォークやカントリーといった〈アメリカン・ルーツっぽさ〉に起因することに気付いていた人も多いはず。例えばプリシラ・アーンやミーコがそうでしたね。そんなわけで、今年は〈Rootsy Not Roots?〉な女性たちがもっと活躍しそうな気がするんです。ここではそんな予感を裏付ける女性シンガー・ソングライターのインディー作を並べてみました。ヴァージニア出身のクリスチャン・シンガーであるジョイ・リッパード、LAで活動するホリー・コンラン、ジョージアはアセンズのマデリン、カナダはエドモントンのサマンサ・シュルツ、ルイジアナ出身のリリア・ブラッサード。って、本当に並べただけですが……彼女らに共通するのは、ボニー・レイットやジョニ・ミッチェルを思わせるブルース~カントリー~フォークの要素を根底に備えていること、自作自演メインで主にアコギを演奏すること、ヴィジュアルを活かしてネット上で話題を広めていること、などでしょうか。流通の不安定さゆえに数年前の作品もありますが、この手の歌世界はタイムレスなので問題ナシ! こうしたマイペースの連なりがやがて大きな波になるのは間違いないでしょう。

リリア・ブラッサードの2008年作『Waiting On The 9』(Lilyah)