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第474回 ─ SOUL ON JUPITER

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/04/02   01:00
更新
2009/04/02   15:31
ソース
『bounce』 308号(2009/3/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

トゥオモを生んだフィンランドの優良ブランド

 一昨年のソロ・デビュー以降、別掲のケロ・ワン新作にも参加するなど活躍の場をますます広げているトゥオモだが、彼の拠点であるフィンランドのレーベル=ジュピターもここにきて動きを活発化させてきた。ここでは今回登場した2タイトルを紹介しよう。まずはスティーヴ・マリオットを思わせるシンガーのトゥオマス・カイラを中心に、トゥオモも鍵盤奏者として在籍するバンド=フーバの新作『Arriving』。時にロック的な意味での〈ソウルフル〉なやかましさを見せるトゥオマスの歌唱は好みを分けるだろうが、前作を継承したモッドな楽曲の出来は流石にカッコ良く、女性ヴォーカルとオルガンを従えて快走する姿には素直に気持ち良くなれるはず。

 もう1枚はトゥオモとアキ・ハーララ(クインテセンス)が共同プロデュースしたヤンナの2作目『The Makings Of Me』。演奏陣はフーバとも大いにかぶるも、ここでは引き気味の演奏で主役の白い歌声にヴィンテージな濃淡を彩色した感じか。こちらはジョヴァンカ好きにも軽く推薦しておきたい。