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第20回――四の五の言わずにタイトゥン・アップ!

連載
四の五の言わずにタイトゥン・アップ!
公開
2009/04/16   11:00
更新
2009/04/16   17:43
ソース
『bounce』 308号(2009/3/25)
テキスト
文/サイトウジュン(YOUR SONG IS GOOD)


ユアソンのサイトウジュンが、大好きな音楽について語りまくる連載の時間だよ!



突然ですが引っ越しをします。ということは、あいかわらずのアナログ、CD、コミックス、バンドTの山脈に囲まれたしょうもない部屋の大掃除に突入しているということ。で、やっぱ再ディスカヴァリー in MY ROOM状態となってしまっているのです、ガーン! おっ! さっそくドクター・ジョンの78年作『City Lights』(A&M)を発見! NYの手練れミュージシャンによる鉄壁な演奏をドクター・ジョンのダミ声がブッ潰す、とってもルーディーなAOR皿。ネオン・パーク画伯のジャケも最高ね。

お次は気合いの入った独自のポップ感とマイロのヴォーカルによって一生聴けるパンク・ロックと一部で言われているディセンデンツの『Two Things At Once』(SST)じゃないすか。82年リリースのファースト・アルバムとミニ・アルバムがブチ込まれた2in1ってのがなんともお得っていうか、よく考えたら昔、2in1ばっかり買ってたわ(笑)。

で、ついに出た~! バーバンク・サウンドの最高峰! ハーパース・ビザールの3作目『Secret Life Of Har-pers Bizarre』(Warner Bros.)。小汚い予備校生がレココレ片手にこの美しい白昼夢のようなサウンドを全身で受け止めていた頃の恥ずかしい記憶がよみがえる……でもやっぱ名盤だ~。あれ? これって宮下アキラの名作「ボギー THE GREAT」の第1巻じゃないすか? あ~! ぜんぜん片付かね~! それじゃ、また会おう!! 〈大岸刑事の不幸の巻〉最高!!

 

PROFILE/サイトウジュン



YOUR SONG IS GOODのオルガン担当/リーダー。YSIGの考えるパンク・ロックが満載の『THE ACTION』(KAKUBARHYTHM/ユニバーサル)が好評リリース中! 初のDVD「PLAY ALL!!!!!!」は延期に延期を重ね、5月13日にリリース! 頼む! 間に合って! 詳細は〈www.kakubarhythm.com/ysigblog/〉で!