タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!
みなさ~ん、コ~ンニチハ~☆ 〈ROCKひよこ組〉担任のタマコです。夏服好きなタマコはやっとお洋服選びも楽しくなってきたところ。これからはますます弾けていきますよ! さて、今回のひよこちゃんは……写真がロゴですね……ま、まあとっても恥ずかしがり屋さんなので許してあげてください、な4人組のTHE BRIXTON ACADEMY(以下TBA)で~す。この子たちが初の全国流通盤となる4曲入りEP『TBA』(AWDR/LR2)を発表しました! ブリクストン・アカデミーといえばロンドンの由緒正しきライヴハウスですが、特にそこは意識してない模様。それもそのはず、音はニュー・オーダーなんかを思わせるから、ロンドンというよりマンチェって感じ!?
「4人の志向はバラバラですが共通項としてあったのがいまみたいな音で。でも最初はガレージだったし、いまはニューウェイヴというよりニューロマっていう感じかも。基本はポップで、というのはありますが、その時に表現したいものをやってます」(yo-ne:ギター/シンセサイザー:以下同)。
リズム・マシーンみたいに正確なドラムとキラメキ系シンセでトリップ感を煽り、ポスト・パンクやニューロマっぽさも感じさせる……そんなTBAみたいな温故知新さんって、実はいそうでいない。
「インディー好きでレコード聴きまくっているような人とかに、日本にもこういうバンドがいますよってことを伝えたいし、逆に邦楽が好きなリスナーにも何か気付くきっかけになればと思います。その前に僕らが気付かれなきゃですけどね(笑)」。
ちなみにこの子たちはP13で紹介しているTHE BAWDIESやthe telephonesらいま注目を集めるヤング・ジェネレーションたちと、〈Kings〉という集団を作ってイヴェントを企画するなどシーンの盛り上げ役も担っています。その現場からさらに広く知られる存在になりそう!
「いずれは海外でもやりたいですね。理想としては海外でも日本でも同じ価値で扱われるバンドになりたい。できればある程度高い価値で(笑)!」。
そんな大きな夢をタマコも全力で応援したい! いま以上の〈TBAっぽさ〉が見つかれば、それも不可能ではないはず。いまのうちにチェックしてください! それではまた次回☆
ひよこ組のおともだち
THE COOPEEZ 『BANPAKU』 UNDER FLOWER
冒頭曲からヤラれましたね~。シャウト系パンクから違う曲みたいにピースフルなポップソングに早変わりするんだもの。この京都の4人組はセンティメンタルなポップ・ロックが基本みたい。でもそんなカオスな顔ももっと見たい!
Buffalo'3 『6//CITY』 acid rain
プライマル・スクリーム“City”にサビが激似な表題曲もご愛嬌の、ノイジーな3人組による初EP。歪んだギターも極太のリズム隊もカッコイイわ~……とため息です。妖しげでスモーキーな空気感に包まれたオルタナな楽曲の数々にグッときちゃう。
RELOADED 21 FILM 『Digitalium』 コロムビア
サカナクションみたい……なんて安易だけど、端的に言えばそんな感じ。テクノ、エレクトロ、ブレイクビーツなどを生音と絡ませて時に心地良く、時にガシガシ踊れる音です。サカナくんよりプログラミング使用率は高めで攻撃的。
REVOLVER AHOSTAR 『THE NORTHERN ANTHEM』 Yumechika
ロックの土壌が肥沃な北海道から、メガネ率100%な男子たちが登場。昨年の〈RISING SUN〉に出演した実力を持ち、マニックスを思わせる男臭くてスケール感のあるサウンドが魅力です。線の細めな声がイイ!