自慢の棚からお気に入りCDをピック!
稀代の音盤中毒者、小西康陽が初の書き下ろし本「マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽。」を刊行した。彼が偏愛する古今東西の音楽から、CDでリリースされている(いた)作品のみを200枚セレクト。〈印税生活者たち。〉や〈1974年以降の音楽に聴くべき価値などない。〉といった独自すぎるカテゴリーで大胆に分類した〈究極の独善的ディスクガイド(本書より)〉だ。エッセイのような文体で綴られる紹介文は、作品の魅力を簡潔かつ鮮やかに掘り当て、それと同時に、書き手である小西康陽その人をも深く浮き彫りにする。テキストだけでなく、コラージュ風のレイアウトや鮮烈なグラフィック、フォントのひとつひとつまでに小西の意匠が刻印されており、その偏執的とも言える徹底ぶりには圧倒される以外ない。
裏表紙には本書について〈いまだ作られてないソロ・アルバムの企画書〉と書かれているが、この本自体も彼の変則的な〈ソロ・アルバム〉として受け止められるのでは?と思えてならない。なお、ここで紹介している作品のリイシュー・シリーズ〈小西康陽。CD200。〉もスタートしているので、そちらも併せてご注目を!
▼このたび〈小西康陽。CD200。〉シリーズとしてリイシューされた作品を一部紹介。