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第9回――DJマーキー、paramasta、篆書体との円

連載
DJ KENTAROのENd-ever
公開
2009/07/15   18:00
ソース
bounce 311号(2009年6月25日発行)
テキスト
文/DJ KENTARO 構成/編集部


DJマーキーとの円




DJマーキーin the house!ってことで、大阪のTRIANGLEにて初めていっしょにプレイ!! ブラジルはサンパウロ出身のドラムンベースDJ/プロデューサーである彼。いつも良い曲を提供してくれるし、俺もずっといっしょにやりたかったフェイヴァリットDJなんだけど、〈やっといっしょにできたよ〉って彼も言ってくれたり。その後、うどんを食いに出かけ、ひたすら音楽の話をして、お互いの好きな曲が同じだったりで〈イェ~!〉とハイタッチ。地球の裏側からやって来たミュージシャンとこうして共鳴できるのって、何て素晴らしいことなんだろう。そう思わせてくれた大阪の夜に感謝。しかも、さらに上がったのがその夜DJマーキーがプレイに使ってたレコード針。これがdj KENTAROモデルのオルトフォン針だったのだ! 去年から使ってると聞き、またまた感動!



paramastaとの円




この変顔ボーイは、いとこのparamastaと申します(笑)。ブルックリンのサウンド・エンジニア学校で勉強中で、現在サマバケ帰国中。今回の大阪ツアーに同行して、久々に杯を酌み交わす。何も変わらずバカでした。でもこの男、絵心もあったりして右の子が被ってるうちらのendキャップの金部分、NYロゴは彼に書かせたものだったりします。〈Nippon Yenkees(日本円キース)〉という、New Eraとのコラボで作り上げたパロディー商品であります。そんなparamasta君、そして〈end-ever.com〉を、ご愛顧のほど宜しくお願いします。宣伝完了(笑)。



篆書体との円




金沢で行ったギグの次の日に、21世紀美術館に行ってきました! なかに入ると漢字やハングル、篆書体の掛け軸がズラリ。その正方形の部屋のド真ん中に立つと四方を文字に囲まれ、言葉がこっちに向かってくる感覚。で、ある一枚の篆書体に見入っていると、何とたまたま作者が後ろを歩いていて、〈あら、私の掛け軸に興味あるの?〉と声をかけられ、書の意味を教えてくれた。黄色いチョゴリを着てる通り韓国の女性で、熱心な宗教家だった。右にいる男性の通訳を挿んで会話をして、帰りにはこのハングル文字の扇子までプレゼントされた。書いてあるのは〈一日を与えられることに感謝し、光り輝き続けましょう、一輪の花のように〉みたいな意味だったと思う。縁に感謝!

 

【追伸】写真を載せられなかったけど、金沢でいっしょにやったカナダ人のビートボクサー、シャミックとの即興で始まったセッションも熱かった! バンコクでもセッションしたんだけど、また違うジャムがそこに。Thanks! 



PROFILE/DJ KENTARO



さまざまな音楽エッセンスをひとつに繋ぎ合わせるターンテーブリスト。2007年にニンジャ・チューンより初のオリジナル・アルバム『ENTER』を発表。ライヴ・ミックスCD『"NAMA" Live Mix』(Endeavor)も好評リリース中! 8月22日(土)ティファ有明ほか今夏もたくさんのギグを行うとのこと。詳しくは、新サイト〈www.djkentaro.jp〉をいますぐチェック!