秋が来ようとも汗だくでお届けする人気メタル連載〈OSHIETAL〉、今回はスティーヴ・ヴァイを教えたる! ジョー・サトリアーニからギター・テクを、フランク・ザッパから奇天烈学を学んだ後、84年に『Flex-Able』でソロ・デビュー。以降、アルカトラス~デヴィッド・リー・ロス・バンドへの加入でメタル界に名を広め、一方でPILにも参加して守備範囲の広さを見せつけた彼だが、ホワイトスネイク加入とほぼ同時期に発表したソロ作『Passion And Warfare』(90年)がギター・インスト史上最高セールスを記録していることも付記させてくれ!
そんなヴァイのソロ活動25周年を記念して、ライヴDVD「Where The Wild Things Are」がお目見えした。過去にはビリー・シーンやフル・オーケストラと共演するなど常に観客の度肝を抜いてきた彼だが、ここではヴァイオリニスト2人とセッションを繰り広げるという興味深いステージを披露。自身のルーツにあるジェスロ・タルのフレーズも飛び出すなど、アニヴァーサリーに相応しい〈らしさ全開〉の内容だぞ。さらに彼の代表曲からギター・パートを抜いたトラック集『Naked Tracks』(練習に持ってこい!)、リマスター化されたばかりの白蛇『Slip Of The Tongue: 20th Anniversary Deluxe Edition』、ヴァイの他にテリー・ボジオらも駆けつけてザッパ師匠の楽曲を再現したドゥイージル・ザッパのライヴ盤『Zappa Plays Zappa』もオススメだ! ヴァイの25周年を祝わずしてメタルをカタルべからず!
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