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第14回――ジャイルズ・ピーターソン、The Scratch Curs、キング・オブ・ポップとの円

連載
DJ KENTAROのENd-ever
公開
2009/12/24   19:00
ソース
bounce 316号 (2009年11月25日発行)
テキスト
文/DJ KENTARO


ジャイルズ・ピーターソンとの円



ご存知〈Mrアシッド・ジャズ〉、BBCラジオでもお馴染みの英国出身のDJ、ジャイルズ・ピーターソン。J-WAVEでも番組を持つ彼のイヴェント@恵比寿LIQUIDROOMでこの前DJをしてきたんだけど……それが、9人のDJが〈ひとり3分〉という持ち時間でどんどんバトンタッチしていくというB2Bスタイル。そのひとりとしてやらせてもらったけど、凄くおもしろかったし、凄く斬新な27分間だった。それぞれの選曲、スキルが聴けてお客さんも上がってましたね。流石ジャイルズ、ナイス・アイデア!



The Scratch Cursとの円



その9人のDJとは、沖野修也、小林径、須永辰緒、松浦俊夫、DJKENTARO、MURO、Yama a.k.a. SAHIB、ラファエル・セバーグ(敬称略)という凄メンツ。そしてそのなかには、同じ仙台出身のDJ Mitsu the Beatsも(新作も要チェック!)。いまやワールド・フェイマスなこのミツさん、実は俺が中学・高校時代からずっとDJやレコードのことを教えてくれていた、いわば〈師匠〉的な存在。放課後はいつもミツさんの家に通っていた。ほとんど知られていないけど、The Scratch Cursという4人組のターンテーブル・チームを組んで、いっしょに仙台近郊でライヴを行ってました。ちなみに、後ろに映っているのはプレイ中のMUROさん。格好良かったな。この9人のなかに仙台の2人が選ばれてDJしに来ていることがなんか不思議だし、光栄でもあるし、とにかく楽しい夜でした。ミツさん、10年ぶりにネタ作りしませんか!



キング・オブ・ポップとの円



観に行って来た、観れなかったモノを。マイケルが行うはずだった最後のライヴ〈THIS IS IT〉。いよいよだ、と当日を迎える前にこの世を去った彼の、キング・オブ・ポップの、その最後までを追った映画だった。内容はあえて書きませんが凄かった、彼が。もしまだ公開中であれば、ぜひ劇場まで観に行ってみてください。でも本当は、本物のこのライヴが観たかった……。

 

【近況報告】セカンド・アルバムの制作が本格始動です。ホーム・スタジオもでっかく移動し、がっつり生み落とすつもりです。出来上がったら聴いてくれ。

 

PROFILE/DJ KENTARO



さまざまな音楽エッセンスをひとつに繋ぎ合わせるターンテーブリスト/サウンド・クリエイター。ライヴ・ミックスCD『"NAMA" Live Mix』(Endeavor)が好評リリース中。現在はアルバム作りのため、スタジオ作業に没頭中。「でも忘年会は呑みます。皆さんも呑ませます。必来!」とのことで、12月18日(金)に東京・club asiaで行われるクレイズやクレイジーB(バーディ・ナム・ナム)らを迎えたKENTARO企画の忘年会イヴェントもマスト・チェック! 出演アクトなどの詳しい情報は〈www.djkentaro.com〉へいますぐアクセス!