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MADLIB

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NEW OPUSコラム
公開
2010/05/21   19:55
更新
2010/05/21   19:55
ソース
bounce 320号 (2010年4月25日発行)
テキスト
文/出嶌孝次

 

毎月届けられるヤバいビートの処方箋

 

マッドリブの勢いが止まらない! 特に今年始まった月刊シリーズ〈Medicine Show〉は、3月の〈Flight To Brazil〉、4月の〈Beat Konducta In Africa〉と各々のテーマに沿った作りで楽しませてくれた。それに続く5月の第4弾『Medicine Show Vol.4 -420 Chalice All Stars: All Jamaican』は全編がレイドバックしたレゲエ。トロージャンのミックスCDも出していた彼だけに、聴けばいつでも4時20分な心地良さを用意してくれるはず。

一方、そんな良い湯加減に冷や水をぶっかけるのが、ヤング・ジャズ・レベルズ名義でのファースト・アルバム『Slave Riot』。2006年の“Miss K.”で始動していたイェスタデイズ・ニュー・クィンテットのスピンオフ・ユニット(のひとつ)だが、これは意図的に抽象性の高い難解さを突きつけるかのような、エクスペリメンタルな仕上がりだ。この後はいよいよOJ・シンプソンのアルバムか!?    

 

▼マッドリブによる〈Medicine Show〉シリーズの新作を紹介。

左から、3月の『Medicine Show Vol.2 -Flight To Brazil』、4月の『Medicine Show Vol.3 -Beat Konducta In Africa』、5月の『Medicine Show Vol.4 -420 Chalice All Stars: All Jamaican』(すべてStones Throw)

 

 

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