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Aira Mitsuki

『6 FORCE』の周辺を漂う5つのフォース

連載
360°
公開
2010/06/22   13:56
更新
2010/06/22   13:56
ソース
bounce 321号 (2010年5月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/轟ひろみ

 

Sawagi 『hi hop』 colla(2009)

もともとはKARAKURIの名で活動していた関西の4人組インスト・バンド。このファースト・アルバムに先駆けてSawagiに改名し、ヒップホップを下地にしながら、よりヴォキャブラリーの豊富なアレンジを凝らしてカラフルな作品に仕上げています。Airaが本文中で挙げている“ibiza”は本作の冒頭を飾るダフト・パンク“Robot Rock”調のエレクトロ。ロッキッシュな騒乱も洒落たフュージョン・テイストもお上品に落とし込まれてないのがイイ!

 

O'SPADA 『Pay Off』 Despotz/IRMA JAPAN(2010)

シングルがエレクトロ界隈で注目を集めていたスウェディッシュ・バンドのファースト・アルバム。シングルとはまったく異なる表情の曲もあって、とにかく引き出しの多いダンス・ポップ集であります。資料によればMGMT+ラ・ルーとのことですが。

 

CSS 『Donkey』 Sub Pop(2008)

Sawagiも影響を受けたというお馴染みのブラジル産バンドですね。豊富なアイデアと多彩なリズムを賑々しい祭り感覚に繋げるあたりは、今回のコラボにも通じる? なお、CSSとAiraとSawagiの共通点は、いずれも80kidzにリミックスを依頼していること。妙に納得!

 

VARIOUS ARTISTS 『Ed Rec Vol. 3』 Ed Banger(2008)

今回のAiraは肩肘を張らずにユーモラスなラップも聴かせていますが、そこで思い浮かぶのがもうすぐアルバム・デビューも果たすエド・バンガーのアフィさん。イェールもケシャもスクール・ガールズもまとめてM.I.A.に怒られておきましょう!?

 

KOR=GIRL “NANBA” D-topia Independent(2010)

コルガールと読みます。Terukadoが送り出す〈ビート・ヒッティング・ユニット〉のタワレコ限定リリースとなるシングル。Airaとも縁のあるKORGの新しいパーカッション・シンセを用いて不思議な世界を聴かせます。ちなみにコール~と読むと危険!

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