藤原ヒロシ 『ELLOW WORKS OF HIROSHI FUJIWARA』 ビクター(2003)
小泉今日子やUA、Crystal Kayなど、HF流儀のメロウネスが貫かれた制作曲を集めた便利な編集盤。本人の組んだLUV MASTER Xや、みとともみ、CHIEKO BEAUTYとの仕事には、今回のMJリミックスにも直結する手法の真髄が。
藤原ヒロシ 『Classic Dub Classics』 クルーエル(2005)
はかない浮遊感をゆるやかに構築するセンティメンタル・ダブは90年代のHFが得意とした手法のひとつだが、ここではクラシックのカヴァーという姿を借りて美をアトモスフェリックに拡張していく。エリック・クラプトンの参加にも驚き。
藤原ヒロシと曽我部恵一 『LIVE@HOME』 TUNE BAKERY(2009)
近年はIDFなど後進と組んでフットワークの軽い動きを見せるHFだが、ROSEのコンピに端を発するこのデュオ作も非常に軽やか。いとうせいこうと組んでいたSUBLIMINAL CALMよりもさらにリラクシンでアットホームな雰囲気がいい。
『Soul Source JACKSON 5 REMIXES 2』ユニバーサル(2001)
DJスピナや4ヒーロー、DEV LARGE、Electric Sheepらが参加したリミックス集。本文でも触れられている〈きっかけ〉はここに収録の“Ben(HF Remix #2)”。なお、当時アナログでのみ聴けた“Ben(HF Remix #3)”は今回のリミックス盤に再収録!!