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PROGRESSIVE FOrM

連載
NEW OPUSコラム
公開
2010/09/14   14:49
更新
2010/09/14   14:50
ソース
bounce 324号 (2010年8月25日発行)
テキスト
文/澤田大輔

 

晩夏に涼しさを届ける、名レーベルの最新コンピ

 

先鋭性とエレガンスを両立させた名作を世に送り出し続け、2000年以降のエレクトロニック・ミュージック界における最重要レーベルのひとつへと成長を遂げたPROGRESSIVE FOrM。そのコンピ・シリーズ〈Forma〉の新作が、何と7年ぶりに到着です。eaterやNgatariのMarei Suyamaといったお馴染みの面々も名を連ねる一方、同レーベルには初登場となるアーティストも数多く参加。アコギを基調としたたおやかな音を紡ぐmiyauchi yuriに、繊細なエレクトロニック・ビーツを鳴らすGeskia!、初期のリスニング・テクノをアップデートして展開するsoonerをはじめ、近年に頭角を現した顔ぶれが際立った才覚を発揮し、可憐な室内楽団=yuanyuanなどの新人たちが瑞々しいサウンドを提供しております。次の10年を担うであろう、新たな音と響きが詰まった本作。まずはクレジットなどを一切見ず、フラットに耳を傾けてみることをお勧めいたします!

 

▼関連盤を紹介。

左から、eaterの2006年作『sunn』(PROGRESSIVE FOrM)、miyauchi yuriの2010年作『toparch』(RALLYE)、Geskia!の2009年作『Eclipse 323』(flau)、soonerの2009年作『Scale of Rime』(Around the Records)