スウィッチ軍団の勢いをグイグイと牽引する若頭コンビがついにオリジナル作を投下!!!!!
目を見張るほどの躍進ぶりを見せるカウントa.k.a.ハーヴとシンデンのコンビ。いずれもスウィッチの下で感性を磨き、マシーンズ・ドント・ケアの一員でもある2人だが、近年は師匠を脅かさんばかりの人気者として個々の動きもえらく活発化させている。かいつまんで紹介すると、カウントは自身の主宰レーベル=チープ・スリルズからハーヴ名義でのミックスCDを含む3枚のコンピをリリース。キッド・シスターのプロデュースやヤング・ラヴァーズ名義でのアルバム発表も記憶に新しい。一方のシンデンは、スウィッチと共にカウンターフィートを運営し、ファブリックのパーティーも共催。そのファブリックからはミックスCDもリリースした。
そんな彼らのコンビ活動に大きなスポットを当てたのは、デビュー・シングルだったライ・ライとの“Hardcore Girls”(2007年)に続く、キッド・シスターをフィーチャーした“Beeper”(2008年)のクラブ・ヒットだろう。それから2年、待ち焦がれたファースト・アルバム『Mega Mega Mega』は、師匠のスウィッチやその相棒ディプロとも共鳴するお祭り仕上げに。先述の“Hardcore Girls”をはじめ、レイヴィーなクラブ・バンガー“Mega”、ミステリー・ジェッツと邂逅を果たしたインディー・ダンス“After Dark”ほか、ディスコ、ラテン、アフロ、エレクトロなどベース・ミュージック見本市の様相を呈するメガ盛り仕様なのだ。このゴッタ煮具合は師匠を超越してるかも!?
▼関連盤を紹介。
左から、ハーヴの最新ミックスCD『Ghetto Bass Vol. 2』、チープ・スリルズのコンピ『Cheap Thrills Volume 1』(共にCheap Thrills)、シンデンのミックスCD『Fabriclive 43: Get Familiar Mixed By Switch & Sinden』(Fabric)