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CHROMEO

ビジネスでカジュアルな都会派スタイルのオシャレを提案する9ローメオだよ――(2)

連載
360°
公開
2010/10/20   15:30
更新
2010/10/20   15:30
ソース
bounce 325号 (2010年9月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次

 

SHWAYZE 『Let It Beat』 Geffen(2009)

ダサ格好良さをウリにしたラップ・ユニットの2作目。意味があるようで何もないジャケといい、臆面もなく80s大衆カルチャーのベタな部分をキャッチー&ユーモラスに引用してくるセンスはある意味クローメオ以上か。リック・オケイセックとスヌープが同居する不思議空間にクラクラ。

A-TRAK 『Infinity+1』 Thrive(2009)

ディプロに比肩する現代エレクトロのキーマン、A・トラックはデイヴ・ワンの実弟で、あのDJイングもそもそも兄に教わったというのは有名な話。当然クローメオも現代的なエレクトロ・マナーに則った形で、往年のエレクトロ・ポップをカスタマイズしているわけですね。

MFSB 『Philadelphia Freedom / Summertime』 Demon

今回クローメオが数曲でストリングス・アレンジを依頼したのは、MFSBの一員としても活躍したフィリーの名匠ラリー・ゴールド。いわゆる80年代らしさとはまた少し異なるトワイライトな情感演出は時代を超えて求められ続ける大人の憧れなのかも。

CONFECTION 『Confection』 One Stop Funk(2007)

クローメオ以上にオマージュの対象を絞り込んだオーストラリアのバンドで、彼らが奏でるのは84年を意識したブラコン~エレクトロ・ファンクという徹底ぶり! 当時のジャム&ルイスやカシーフ、エムトゥーメイらが幻視できるサウンドスケープは黒ーメオという感じです。

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