今回も目利きぶりを発揮しておりますよ!
ホセ・ジェイムズやハーフ・シーズ・オーヴァーらの作品を送り出す一方、キューバ音楽の現在進行形を刻み込んだ『Gilles Peterson Presents Havana Cultura』も話題を集めたジャイルズ・ピーターソンと、彼の主宰するブラウンズウッド。その本分とも言えるコンピ・シリーズ〈Brownswood Bubblers〉の第6弾が前作からおよそ半年というスパンで登場です。一部で話題だったラファエル・グアラッツィ“Reality And Fantasy”のジャイルズ自身によるリミックスや、ビルド・アン・アークでベースを弾くニック・ローゼンらの曲でジャズの薫りを漂わせつつ、ブラウンズウッドの新人となるゴーストポエットのデモも収録。パースト・グルーヴズやgrooveman Spotといったビートメイカーをピックするなど、相変わらず抜け目のないところを見せています。ちなみにそのパースト・グルーヴズは、今年テクトニックから出した傑作『Fox Trot Mannerisms』がEccyのリミックスや新曲も大幅にプラスして日本盤化されたばかり。煌めくビート宇宙が堪能できるこちらにも大注目ですよ!
▼文中に登場した作品を紹介。
左から、ジャイルズ・ピーターソン監修のコンピ『Brownswood Bubblers Six』(Brownswood/BEAT)、パースート・グルーヴズの『Fox Trot Mannerisms JPN Edition』(AWDR/LR2)