いまさらながらの取材日記シリーズ〈その2〉、藍坊主です。
当日、取材開始時間が迫っているというのに、
ギターの田中さんとライターの森さんが一向に現れない……と思ったら、
たった二人きり、まったく別のフロアで皆を待っていたそうです。
そんなこんなでゆるゆると始まったインタヴュー。
今年2月に発表されたアルバム『ミズカネ』のときにも思ったのですが、
この4人、とても仲がいいんですね。
お互いの発言のなかに散らばっている突っ込みどころを、絶対に逃さない。
なので会話はいつも和やかに進行するのですが、
そんななかで、今回はどこか〈ピリッ〉とした空気を纏っていたのがベースの藤森さん。
ここ、〈ピリピリ〉ではなく〈ピリッ〉であるのがポイントです。
『ミズカネ』を制作していた段階から曲作りモードに突入し、
いまもそのまま継続中であるという彼。
その集中力は、この取材当日も保たれていたような印象がありました。
見た目もすっきりされてるなあと思ったら体重も絞ったということで、
どういう方法を取ったのか興味津々でしたが、訊けず。
ですが、新曲に関する話はたっぷりと語っていただいています(あたりまえ)。
以前レヴューでも書いたのですが、『ミズカネ』は本当に良いアルバムで、
それだけに、彼らが超えるべきハードルはずいぶん高くなったなあと思っておりました。
……が、今回のシングル『あさやけのうた/すべては僕の中に、すべては心の中に』には、
そこをきっちりと超えてきた新曲が2曲、収録されています。
聴いた瞬間、嬉しくなりました。
ヘッドフォン聴き(〈オハナミしてきました。〉の回を参照)には、
特に“すべては僕の中に、すべては心の中に”が聴いていて楽しかったですね。
そんな本作についてのインタヴューはこちらで読むことができますので、ぜひ!
では、本日もそろそろ帰ります。