アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! OKAMOTO'Sは各年代ごとの名盤をメンバーが交互に紹介します。今回は、オカモトコウキがオススメする70年代編!!!
[ 今月のテキスト ] MC5 『High Time』 Atlantic/Rhino
MC5はもともとけっこう過激で、かなり政治的なメッセージを発信するバンドなんですが、演奏力も半端じゃない。
特にギタリストのウェイン・クレイマーとフレッド・スミス(パティ・スミスの夫ですね)の2人のアンサンブルの凄まじさは、このアルバムで頂点に達しています。
僕がギターのアンサンブルを考える際の教科書的アルバム。何回聴いたかわかりません。
ていうか、見かけも実際すごいですよ。
すっげえでかいアフロの人、顔を金に塗った人とか、わけのわからんかぶり物してたりとか、ホントにすごいから。
もうそれだけで当時はものすごい衝撃だったんでしょう。
ね? 聴きたくなりますよね?
ロック・バンドは見かけも大事ですよねえ。
ちなみにMC5がどういう政治的活動をしていたか、そしてこの時期のアメリカ~イギリスのアンダーグラウンド・カルチャーが知りたい人は「アナキストに煙草を」(ミック・ファレン著)という本を読んでみてください。おすすめです。
PROFILE/OKAMOTO'S
オカモトショウ(ヴォーカル)、オカモトコウキ(ギター)、ハマ・オカモト(ベース)、オカモトレイジ(ドラムス)から成る4人組ロック・バンド。 ローリング・ストーンズよろしく怒涛のリリース攻勢を仕掛けている彼らのニュー・アルバム『オカモトズに夢中』(ARIOLA JAPAN)が、現在好評発売中。初の東名阪ワンマン・ライヴに続き、2011年1月15日からは全国ツアー〈OKAMOTO'S LIVE TOUR 2010-2011『Bring The BEAT! Bring The NOISE!』〉も控える4人の最新情報については、オフィシャルサイトをご覧ください。