1. TAKE 6 『The Most Wonderful Time Of The Year』 Heads Up/ユニバーサル
3枚目のクリスマス盤。声という楽器の持つ美しさに惚れ惚れするコンテンポラリー・ゴスペルじゃな。
2. INDIGO GIRLS 『Holly Happy Day』 Vanguard
力強い掛け合いが聴ける書き下ろし曲も良いが、本アルバムのハイライトはジャニス・イアンを迎えたピート・シーガーのカヴァーじゃろう。
3. THE BEACH BOYS 『The Ultimate Christmas』 Capitol/EMI Music Japan
77年作『Merry Christmas From The Beach Boys』にいろいろ追加した完全版じゃ。〈蛍の光〉などの蔵出しテイクやブライアンの貴重なインタヴューに目頭が熱くなるわい。
4. WILSON PHILLIPS 『Christmas In Harmony』 Sony
そのブライアンの娘を擁する3人組(平均41.6歳)の新作は、モータウン風のサウンドに乗ったブリッ子歌唱がキツイ、もといチャーミング。
5. ALLO DARLIN' 『Allo Darlin'』 Allo Darlin'/Fastcut
2008年に自主制作されたクリスマスEP付きの日本デビュー盤。カメラ・オブスキューラ好きは必聴といった感じじゃよ。
6. SAY “ギフト” EMI Music Japan
ローライダーの憧れ、SAYはDJ☆GOらしいキラキラしたトラックに乗って恋人たちの素敵な夜を演出。既発曲のミックスも楽しめるお得なシングルじゃ。
7. 佐々木希 “ジン ジン ジングルベル” ソニー
Pentaphonicとの“DA. YO.NE”的な掛け合いラップを乗せた森高千里のカヴァー。Masaru Iwabuchi(Astro)の作るオケも相まってユルカワじゃな。
8. 田原俊彦 “Rainy X’mas Day” フォーミュラ
30周年ベストからの話題曲。そのハウス・リミックスや王子キャラ全開の新曲が収録された本盤に、どれだけの淑女が胸ときめかせることか。
9. VARIOUS ARTISTS 『Christmas Songs and Pictures』 commmons
アーサー・ジェフスやショーン・オヘイガンらが参加した絵本付きの新録カヴァー集で、伊藤ゴローを連れ添った教授の〈戦メリ〉リメイクも! 上質なポスト・クラシカル~ポップスが満載じゃ。
10. 小坂忠 『クリスマス・キャロル』 ミクタム
今年は鈴木茂と〈フジロック〉にも出演した彼の賛美歌集。シンプルな編成のバンド・サウンドと、慈悲深いまろやかな歌声に心洗われるのう。