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DJ ISSO

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/01/19   13:42
更新
2011/01/19   13:42
ソース
bounce 328号 (2010年12月25日発行)
テキスト
文/出嶌孝次

 

日本のヒップホップを盛り上げる名裏方から、カラーの異なる2枚のミックスCDが到着!!

 

かの〈CONCRETE GREEN〉をSEEDAとスタートして……というか、専門サイト〈INNOCENT BOOK〉の運営や数々のミックスCD制作を通じ、プロデューサー/DJ/A&Rとして日本語ラップの(いろんな意味での)現場に多大な影響力を誇るDJ ISSO。普段はSD JUNKSTAやSCARS、SHIZOO、鬼一家らの仲間を裏から支える彼だが、今回は彼自身の名を看板に据えた日本語ラップ・ミックスを2枚紹介しよう。

まず、2010年産の楽曲を中心にした『BEST OF JAPANESE HIP HOP HITS 2010』は、“24 Bars To Kill”や“I REP”から七尾旅人×やけのはら、RAU DEF、曽我部恵一&PSG、DAG FORCEまでを一気に聴かせる贅沢な幅広さにまず驚かされる。SEEDA+OHLD+BRON-Kのエクスクルーシヴ曲“DESERT RIVER(EAZY TALKS)”にも当然注目すべし。で、同作が比較的入り口多めだとしたら、ここ数年の名曲に光を当てた『BEST ONE'S RECOLLECTION』はOJIBAHやSTICKY、BES、SMITH CN、GEEKなどストリート色の強い面々の曲を完成度の高いDJミックスでプレゼンした熱い逸品。一歩進んだ日本語ラップ好きならこちらもマストでしょ。