2月5日、グループ魂の日本武道館公演〈客VS俺! どっちがスケベか競争しようか15番勝負〉に行ってまいりました。
2010年に結成15周年を迎えた彼ら、この1年は〈15TH ANNIVERSARY SPECIAL!!!!!!!!!!!!!!!〉と題してリリースやらライヴやらの〈企画目白押し状態〉で突っ走ってきたわけですが、そのファイナルとなるこの日は、同時に1月7日のZepp Tokyo公演(東京予選)からスタートした全国ツアーの15公演目=決勝戦でもありまして。
そんな記念すべき日であるからして、ここはライヴ・レポートを! ……と意気込んだはいいものの、約3時間半に渡った当日のステージは、予想を裏切ることなく下ネタづくしのおもてなし。
こと細かに書くと伏せ字が多いうえにどこかからお叱りを受けそうな気もしますので、今回は印象に残ったシーンを何回かに分けて書こうと思っております。
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当日、入場前。
会場が会場だけに、公演タイトルの〈スケベ〉はマズイ……ということで、その3文字の上に港カヲルの似顔絵をかぶせる、という処置が取られたらしいという話を聞いて、明るいうちに↓の写真を撮っていなかったことを後悔。
一応、終演後に撮影してみましたが……わかりませんね。暗いとか以前に、遠いですね。
会場に入ると、ステージの床面は紅白の縦縞で彩られており、(それぞれの立ち位置に?)メンバー全員の似顔絵(オフィシャルサイトのトップページに出てくるアレです)が。背後の壁面にも紅白の幕+スリッパ・ロゴ。そして天井には、昔タモさんが安産のお守りとして描いていた〈あのマーク〉を象ったと思しき照明がデカデカと……。
「女は一万個の、一、万個のキャビアである。なんなら、カヲルが全部、食ってやる! こんばんは、夜の億万個長者、港カヲルです」。
そんな口上と共に登場したのは、港カヲル。
会場からの〈Oiコール〉に「うるさ~い!!」と毒づきながら突入したのは“都会の山賊”。
フルコーラスを場末のスナック風情で歌い上げると、出オチ〈その1〉――オープニングのコスチュームに言及。
衣装はライヴのたびに新調しているらしいですが、2011年の冬の新作は、
「コンセプトはズバリ〈パンク〉。驚きました~。ここに来て、まさかの原点回帰。衣装さんも考えすぎてわかんなくなっちゃったんだろうね~」
「問題なのは、パンクに近付けば近付こうとするほど、パンクはカヲルから逃げてくんだよ! プロレスラーに近付いてく。もうね、あと少しでブル中野です」
だそうです。
写真がないのでその出で立ちを説明すると、鋲が目一杯に打たれた皮のライダース・ベスト(背中には明朝体で〈極悪〉の文字)に、モヒカン+桃太郎電鉄のキングボンビーのようなヘアメイク、といった感じでしょうか。
途中でライダースを脱ぎ捨て、さらには下に着ていた白タンクトップも破り捨て、最終的に黒のスパッツ一枚になった姿は、まさにヒール役のプロレスラーのようでございました。
カヲル「おっぱい元気!?」
観客「イエーイ!!」
カヲル「〈イエーイ!!〉じゃねえだろ(怒)!!」
といったコール&レスポンスを延々と繰り返した挙句、
「VTR、ドン!」
とカヲルが姿を消すと、ステージ左右に設置されたスクリーンに〈1995年 夏〉という文字が浮かび上がり、続いて破壊、暴動、バイト君による路上パフォーマンスの模様が。3人とも若い!
そこからは、ホルスト〈ジュピター〉の荘厳な調べをバックに、95年から現在までの彼らの思い出ショットをスライドショー風の映像で振り返るという趣向。
〈昔のスマートなカヲル氏はちょっとフレディ・マーキュリーのようだな~〉〈2003年頃から急にふくよかになった?〉などと思っていると、いよいよメンバー全員が登場!
(次回へ続く)
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ちなみにこのレポート、いただいたセットリストによると、この時点でまだ1曲目も始まっていないのですが……。
次からは、もっと端折ります。