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DJ SN-Z 『HARD PACK Mixed by DJ SN-Z for OZROSAURUS』

連載
SPOTLIGHT!
公開
2011/05/30   17:19
更新
2011/05/30   17:19
ソース
bounce 330号 (2011年3月25日発行)
テキスト
文/一ノ木裕之

 

OZROSAURUSの新作への序章となるミックスCDが登場!

 

DS455やBIG RONらと共に、横浜の顔としてかの地の日本語ラップを先頭で引っ張ってきたOZROSAURUS。『Hysterical』(2007年)以降、その動きはもっぱらライヴとMCであるMACCHOの客演仕事が占めていた。そのなかでも最近注目を集めたのは、MACCHOがRINO LATINA IIにANARCHY、漢(MSC)と共演を果たした“24 Bars To Kill”(コンピ『24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN』に収録)。ビート・ジャックが繰り返されて大いに話題となった同曲の、彼のパワフルなヴァースも記憶に新しい。

そんなOZROSAURUSが、新作に向けていよいよ始動した。まずその前哨戦に、OZROのライヴDJを経て、晴れてメンバーとなったDJ SN-ZのミックスCD『HARD PACK Mixed by DJ SN-Z for OZROSAURUS』がリリースされる。AK-69やANARCHY、SIMON、SEEDA、般若のほか、サイプレス上野、BIG RONにSAMI-T(MIGHTY CROWN)ら横浜の面々など、レゲエ人脈も交えて豪華な顔ぶれが並ぶその内容は、レゲエでいうダブプレートよろしく、アーティストが持ち歌を歌い直したここでしか聴けないヴァースや、フリースタイル、エクスクルーシヴ音源などを全編に盛り込んだもの。グループの新曲“Profile”~Zeebraとの“Disrespect 4 U”で始まり、JUN 4 SHOT(FIRE BALL)とYOYO-Cとの“045 STYLE”~RUDEBWOY FACEの“Still 045”と自身の関連曲のスペシャル・ヴァージョンが締めを飾る構成は、本作にOZROSAURUSの刻印を刻む。海外での活動やバトルへの出場でも鳴らしたDJ SN-Zのシュアなスキルは、タイトルに違わぬ感触をもたらすだろう。

 

▼関連盤を紹介。

左から、OZROSAURUSの2007年作『Hysterical』(HIGHER THAN HIGH/BAY BLUES)、2010年のコンピ『24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN』(R-RATED)、Zeebraの2010年のシングル“Fly Away”(ARIOLA JAPAN)、RUDEBWOY FACEの2009年作『BOB』(MAGNUM)

 

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