今回は僕のルーツとして欠かせない、ロンドン・パンクの名盤をご紹介します!
さて……ロンドン・パンクのバンドと言えば、まずはセックス・ピストルズを思い浮かべる人も多いのでは?
もちろん僕自身もピストルズは大好きなバンドなのですが、個人的にはダムドからの影響がかなり大きいのです。 特に彼らのファースト・アルバム『Damned, Damned, Damned』は“Neat Neat Neat”や“New Rose”のなどの楽曲をはじめとして彼らの塊のような演奏が聴ける、一言で表すならば〈ロックンロールの正体見たり〉といった感じの、本当に大好きな作品です。ストゥージズ“I Feel Alright”のカヴァーも、原曲に則りながらダムド流にアレンジされていて実にカッコいいです……。
余談ですが“I Feel Alright”は、新宿LOFTで行ったプラスティック トゥリーの初ワンマン・ライヴで演奏した思い出の1曲でもあります(笑)。 その後ダムドはメンバー・チェンジや音楽性の転機を迎えつつ『Machine Gun Etiquette』などの名盤も生み出していきますが、粗削りながらもパンクという音楽スタイルを定義付けたこの作品を軸としながら、表現の枠を拡げていった彼らの姿勢もバンドとして魅力を感じる部分なのです。
有村竜太朗(ヴォーカル)、長谷川正(ベース)、ナカヤマアキラ(ギター)、佐藤ケンケン(ドラムス)から成る4人組ロック・バンド。95年に初音源となるミニ・アルバム『Strange fruits -奇妙な果実-』を発表し、97年にシングル“割れた窓”でメジャー・デビュー。2010年12月には有村がギラン・バレー症候群を発症するも、台湾公演でファイナルを迎えたツアー〈Plastic Tree ライブハウスツアー2011「アンモナイト(小)」〉にて完全復活。今後は夏フェスや、最新リリースとなる11枚目のアルバム『アンモナイト』(徳間ジャパン)を引っ提げた秋ツアー〈LIVE TOUR2011「アンモナイト(大)」〉も控えている。そんな彼らの最新情報についてはオフィシャルサイトをご覧ください。