タワーレコード新宿店に降臨中の桜井青さん
こんばんは、なかの人です。
cali≠gariのニュー・シングル『#_2 今、CDは何故売れないのか? 編』『#_2 今、再結成ブームを考える 編』についてのインタヴューはお読みいただけましたでしょうか?
今回は、桜井青さんと石井秀仁さんのそれぞれにお話を伺っております。
・cali≠gari、2本立てインタヴュー予告編! ――察してください(その1)はこちらから。
・2本立てインタヴュー cali≠gari『#_2 今、CDは何故売れないのか? 編』『#_2 今、再結成ブームを考える 編』はこちらから。
今回の新作は架空のラジオ番組と新曲2曲で構成されているのですが、
そのナビゲーターを務めているのが、外山健二さんという方。
そう言えば、〈消費期限付き〉で復活されていた間にリリースされたcali≠gariの作品の帯に
作品解説を寄せていた音楽評論家の方も、外山健二さんとおっしゃいますね。
気になります。
そんなわけで、cali≠gariとは何かと縁が深いらしい外山健二さんの人物像を探ってみました。
以下、青さんのインタヴューのスピンオフをどうぞ。
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――外山さんとcali≠gariとのお付き合いは、いつ頃からなんですか?
桜井「最初っからじゃないですかね。cali≠gariじゃないところで活動していらっしゃった音楽評論家の方なんで。他のバンドのレヴューを書いたりしてましたからね(一人で爆笑)」
――そうなんですか!?
桜井「外山さんは、他のインディーズ・バンドのレヴューを書いたりしてたんですよ。いま明かされるこの事実(笑)」
――おっと。cali≠gariの作品の帯にもコメントを書かれてますが、それは復活後からですか?
桜井「そうですね。僕との出会いは、別にもう一個やってるバンドのLAB.THE BASEMENTからなんですけど」
――まあ、出会いということでいいですが……私が外山さんのことを知ったのは、『カリ≠ガリの世界』の帯でだったんですね。
桜井「ですよね(笑)」
――その帯で外山さんのテキストを読んだら、的を射た作品評が書いてあるので。
桜井「はいはいはい」
――他にテキストを読んだことはないけども、実際に存在する音楽評論家の方かな、と思って。ただ、シングルの〈9〉ではいわゆる〈ゴミ〉と言われているカップリングの3曲目を激推ししてたので、そこで疑惑が湧いたんですよね。
桜井「そうですね(笑)。謎ですよね~。ちょっと特殊な方なんで」
――そのとき、帯のコメントをお願いしたのはなぜだったんですか?
桜井「まあお付き合いがあったからじゃないですか(笑)?」
――今回は司会もお願いして。
桜井「お願いしました(笑)」
――特徴的な口調の方ですよね。
桜井「はい。ハーフの方らしいですよ」
――(目の前をしげしげと見ながら)ハーフなんですか!?
桜井「日本語たどたどしいですよね(笑)。見た目は日本人なんですけどね(笑)」
――(やはり目の前をしげしげと見ながら)そうですよね。それであの……これは外山さんに対して失礼かと思うんですが、cali≠gari周りでは、外山さんの存在って地味ですよね。これまで、それほど話題にものぼってなかったと思うんですよ。
桜井「ふーん、外山健二さんっていう音楽評論家の方がレヴューを書いていらっしゃるんですね、っていう。それが、ここにきてフィーチャーされるとは(笑)。いや~、3年越しの大フィーチャーですよ」
――なので、これが仕込みだったとしたら、ずいぶん地道な仕込みだなと。
桜井「結構な伏線ですよね(笑)」
マネージャー「今回も、ギリギリまで外山さんに依頼するか悩んでたぐらいですから」
桜井「外山さん、お願いするのがなかなか大変だなと思って」
――どうしてですか?
桜井「仕事量が増える(一同爆笑)」
――アルバムの曲も作らなきゃならないし、デザインもしなきゃですからね。
桜井「いやでも、ぶっちゃけ、もう1曲作るほうが楽だったかも(笑)。弾き語りっていう手もあったんですよね。アコースティックっていう逃げ道もあったので、なんでそこにいかなかったんですかね?」
マネージャー「そうなったら2曲作らなきゃならないんですよ?」
桜井「アコースティックで作るんだったら、超簡単じゃないですか」
マネージャー「けどアルバムの曲もまったく出来てないわけだから……」
――まったく出来てないんですか?
マネージャー「さらに、これで増やすとなると……」
桜井「…………そうです」
マネージャー「曲はいいけど、桜井先生、詞書くの大変じゃないですか」
桜井「…………そうです。曲より詞なんです」
マネージャー「先生、詞があと何曲残ってるかわかってるんですか?」
桜井「(声が小さくなって)あと3曲も書かなきゃいけないので……こないだも、石井さんとの闘いに負けたので」
マネージャー「はい、わかりました、はい、わかりました、って言ってましたもんね(笑)」
桜井「負けちゃったんです……」
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青さん、やんわりと叱られていらっしゃいました。
そして、青さんと石井さんとの間にどういう闘いが繰り広げられたのかについては、
また別のお話のようです。
続きは年明けあたりになるのかな、と思います。