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〈GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011〉 @横浜アリーナ(2011年11月20日)

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K-POP LOVERS!
公開
2011/12/02   16:00

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011

 

東日本大震災復興支援プロジェクトの一環として、11月20日に横浜アリーナで行われた〈GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011〉。すでに日本デビューを果たしているFTISLAND、BEASTと、G.NA、TEENTOP、A Pinkという韓国出身の人気アーティスト5組が出演したこのイヴェントを今回はレポートします!

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011
A Pink

 

最初に登場したのは今年デビューしたばかりの7人組ガールズ・グループ、A Pink。1曲目の“分からない”では、冒頭のフレーズをアカペラでスタートさせるというサプライズな演出もあり、観客の視線を釘付けに。清楚で可憐なダンスはもちろん、ポップ感溢れるその鮮やかなヴォーカルに胸をときめかせたという方も多かったはず。自己紹介やMCを日本語で披露する姿も、とてもフレッシュでした。「日本でこうやってステージに立つことがあまりなかったので、本当に楽しいです! また日本に来るために、韓国でも一生懸命活動したいと思います!」と語っていた彼女たち、現在はセカンド・ミニ・アルバム『Snow Pink』のプロモーション活動を精力的に行っています。今後の活躍もとても楽しみです。

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011
TEENTOP

 

2番手としてステージに上がったのは、TEENTOPの6人。最新曲“香水をつけないで”で観客の熱を上げると、“Beautiful Girl”をキュートにパフォーマンス。その後、 しっとりとしたバラード“手の甲をかすめる”でオーディエンスを包み込み、圧倒的な世界観を持つ“Supa Luv”のリミックス・ヴァージョンへ。ラスト・ナンバーとなったこの“Supa Luv”では、カラフルな照明やレーザー・ビームなどが演出に用いられ、より近未来的な雰囲気に。若さや勢いを感じさせつつも、卓越したパフォーマンスで圧倒的な存在感を放っていた彼ら。素が垣間見えるMCでの表情もまた魅力的でした。

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011
G.NA

 

続いては、今夏に東京・日本武道館で行われた〈United Cube〉での舞台も印象的だった歌姫、G.NA。今年を代表するナンバーといっても過言ではない“Black & White”や“Top Girl”など4曲を披露した彼女。時に可愛らしさ、時にセクシーさが感じられるその艶やかな表情と抜群のスタイル、観客の注目を一気に集める伸びやかなヴォーカルが一気に楽しめるステージでした。MCでは、「このような意義深い場で歌うことができて本当に幸せです。地震の被災者の方々に私の歌が少しでも届いて、力になれたらなと思います」と、被災地にエールを送りました。

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011
BEAST

 

名前がモニターに映った途端、悲鳴のような歓声が起こったBEASTは、“Bad Girl”や“息”、“Special”など迫力あるダンス・ステージを次々と展開。“Shock”における観客との一体感も印象的でした。繊細で美しい“雨が降る日には”や“Fiction”で自身の世界観に引き込むと、最後の“Beautiful”でそのパワーを場内に放出。花道に腰をかけるヨソプくん、上着を脱いで客席に投げるまねをするドゥジュンくんなど、活き活きとパフォーマンスするメンバーの姿に、オーディエンスからは大きな声援が寄せられていました。

なお、MCでは残念ながら今回参加できなかったギグァンくんのことに触れ、ドゥジュンくんが「ギグァンさんのファンの方も多いと思いますが、今回は都合により参加できなくなりました。彼から〈参加できずに申し訳ないです〉というメッセージを預かってきました」とコメントする場面もありました。 

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011
FTISLAND

 

イヴェントのトリを飾ったのはFTISLAND。ホンギくんの「みんな、準備はいいのかい!?」という掛け声でスタートした“Hello Hello”の間奏で一気に観客を煽ると、切ない歌声と力強いラップが胸を打つ“Love Love Love”へ突入。最新作であるリメイク・アルバム『Memory In FTISLAND』のリード曲“鳥のように”では、伸びやかなヴォーカルで魅せ、「ほかのアーティストさんのファンの人たちは知らないかも。こういったイヴェントでは初めて演奏するので……」と披露された“Revolution”、後半でドラムのミンファンくんの元に集まり楽器を弾く姿も印象的な“I Want”と、バンドとしてさまざまな方向性の楽曲を発表し続ける彼らならではのステージが続きます。

 

GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT 2011
FTISLAND

 

メンバーが左右の花道を駆け回った“願う”、ホンギくんの「タオルがない人も、持っているものありますよね……? カバンでも大丈夫!」と言い、「カバンは危ないですよ!」とほかのメンバーから止められつつ、「じゃあ、楽しんでいこうか! いくぞーっ!」とスタートした“Let it go!”で、楽曲に合わせて振り回すタオルの勢いと共に客席のテンションも最高潮へ。「この場所で1か月後には、FTISLANDのワンマン・ライヴが待ってますから、ぜひみなさんきてください!」とジェジンくんが告知し、メンバー同士のやりとりも行われたところで、ラストの“Flower Rock”に突入。オーディエンスをどんどんと煽り、掛け合いを続けながら、さらに加速するステージ……。そこには圧倒的なパフォーマンスを展開する5人の姿がありました。

演奏が終了すると、「お疲れさまでした。僕はもう、優しいホンギに戻ります」と、MCモードに切り替えたホンギくんが、本日の出演者を次々と呼び込み。A Pinkはメンバー全員が手をつないでステージに登場、続いて「男から見てもカッコよくて……俺も彼らみたいに踊ってみたいなぁ……。すみません。僕バンドだから!」とTEENTOPを、「新世代韓国のセクシー大王……違う? セクシーだよね!」とG.NAを呼び込み、「野獣みたいな魅力がある、俺たちFTISLANDと仲良しのグループです!」とBEASTを紹介。全員がそろったところで“アリラン”を合唱し、グループの枠を超えての歌声に包まれながら、感動的な一夜は幕を閉じました。 

 

〈GOOD FRIENDS CHARITY PREMIUM CONCERT セットリスト〉
・A Pink “分からない”
・A Pink “Wish List”
・A Pink “私たち、ただ愛せるようにしてください”
・A Pink “It Girl”
・TEENTOP “香水をつけないで”
・TEENTOP “Beautiful Girl”
・TEENTOP “手の甲をかすめる”
・TEENTOP “Supa Luv(Remix)
・G.NA “Intro”+“Black & White”
・G.NA “Banana”
・G.NA “消えてあげるから元気でね”
・G.NA “Top Girl”
・BEAST “Bad Girl”
・BEAST “息”
・BEAST “Special”
・BEAST “Shock”
・BEAST “雨が降る日には”
・BEAST “Fiction”
・BEAST “Beautiful”
・FTISLAND “Hello Hello”
・FTISLAND “Love Love Love”
・FTISLAND “鳥のように”
・FTISLAND “Revolution”
・FTISLAND “I Want”
・FTISLAND “願う”
・FTISLAND “Let it go!”
・FTISLAND “Flower Rock”
・全員 “アリラン”

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