アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! LAMAは、メンバー4人が交代で〈LAMAを聴く前にコレを聴いてみては?〉という一枚をオススメします。第5回の担当は、ナカコー!!
[ 今月の一枚 ] BRIAN ENO, JOHN CALE, NICO, KEVIN AYERS 『June 1, 1974』 Island
この盤も個性の違う4人があつまった変わった形の作品。
これもそれぞれの個性を尊重して出来上がっているはず(?)なので、
バラバラなようで自然と形になっている。
LAMAも作り方は似ていた。
もし仮にある程度決まった形を想定して制作していたら、
アルバム作りは数年かかったと思う。
何も考えない、何も予想しないままの制作には、
〈何ができるのか?〉という喜びと発見がある。
それと同時に、素直にそれぞれの個性を受け入れやすい作り方かもしれない。
ミキサーにいろんな素材を投げて、どんなジュースができるか?みたいな
TVのヴァラエティー番組の企画があるが、それと同じような感覚だ。
選ぶ素材と飲んだリアクションに個性があるように、
作る音とフレーズ、曲の解釈にはいろんな個性がある。
PROFILE/ラマ
2011年、iLLやNYNTRAなどの多名義で活動中のナカコー、フルカワミキ、田渕ひさ子(bloodthirsty butchers、toddle)、agraphこと牛尾憲輔が結成した4人組バンド。ファースト・アルバム『New!』(キューン)をリリースしたばかりの彼ら、今週末の12月17日(土)には渋谷WOMBで開催されるイヴェント〈REPUBLIC vol.8〉に出演します! その他のインフォメーションについてはオフィシャルサイトをご覧ください。