鋼鉄連載〈OSHIETAL〉の時間だぜ! 今回はついに本格始動した〈もうひとつのカボチャ伝説〉、ユニソニックをオシエタル! 元ハロウィンのカイ・ハンセン(ギター)とマイケル・キスク(ヴォーカル)が久しぶりに合体した強力ユニットだ! いまからちょうど25年前、それまでヴォーカルも兼ねていたハンセンが、18歳とは思えぬ声量に惚れ込んでキスクをハロウィンに迎え入れ、そして『Keeper Of The Seven Keys Part 1』を発表。そう、ジャーマン・メタルを世界に広めた、あの名盤である。その後、ハンセンはガンマ・レイで、キスクもソロでそれぞれ大活躍。そんな折、2010年にトビアス・サメット率いるアヴァンタジアのツアーで再会し、意気投合するのである。
この2名に、ピンク・クリーム69やゴットハードのメンバーを加えて、初作『Unisonic』を完成させた。ズバリその内容は、メロディアス・ハードな美旋律上にあのハイトーン・ヴォイスが重なった、まさに黄金期のハロウィンそのまんま! 往年のファンならニンマリ、そしてヤング・メタラーは腰を抜かすことだろう。ついにジャーマン・メタル復権の時が来る! というわけで、ユニソニックを聴かずしてメタルをカタルべからず!
▼関連盤を紹介。
左から、ハロウィンの87年作『Keeper Of The Seven Keys Part 1』(Noise/Universal)、ピンク・クリーム69の2001年作『Endangered』(Massacre)、ゴットハードの2003年作『Human Zoo』(Sony Germany/MARQUEE)、ユニソニックの先行ミニ・アルバム『Ignition』(MARQUEE)