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CAPTURED TRACKS

連載
NEW OPUSコラム
公開
2012/05/16   00:00
ソース
bounce 344号(2012年5月25日発行)
テキスト
文/青木正之


ブルックリンのレーベルが今年もノッてるよ!!



〈ローファイ・ガレージ〉や〈シンセ・ポップ〉など、昨今のインディー・シーンではいくつものタグがトレンドとなって活況を呈しています。で、それらの潮流を生んだアクトを数多く輩出しているキャプチャードが、2012年も好調の模様。といことで、その最新カタログを紹介しましょう。まずは、宅録シンガー・ソングライターのマーク・デマルコによるファースト・アルバム『Rock And Roll Night Club』。色気というか、艶かしいヴォーカルに気持ち悪さを感じつつも、グラム・ロックやニューロマにも通じる空気感に引き寄せられてリピートしたくなるから不思議です。続いては、ニューウェイヴィーなダンス・ポップを搭載したシーヴス・ライク・アスの4作目『Bleed Bleed Bleed』。今回も良作! 彼らの安定したクォリティーにはホント感心です。そして最後は、Cuz Me Painの主宰者=Nitesによるユニットで、レーベル初の日本人でもあるJESSE RUINS。US進出作となるEP『Dream Analysts』は、至福のメロディーとドリーミーなシンセの音色が最高! この他にリイシューも盛んで……キャプチャード、がんばりすぎでしょう。



▼文中に登場した作品を紹介。

左から、マーク・デマルコ『Rock And Roll Night Club』、シーヴス・ライク・アス『Bleed Bleed Bleed』、JESSE RUINS『Dream Analysis』(すべてCaptured)