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LA CASA AZUL

連載
NEW OPUSコラム
公開
2012/05/30   00:00
ソース
bounce 344号(2012年5月25日発行)
テキスト
文/竹内幹代


初夏にピッタリのカラフルなサウンドと共に、スペインの〈ネオ渋谷系〉バンドが日本上陸!



アニカのレーベル・オーナーでもあるギレ・ミルキーウェイを中心に、97年にバルセロナで結成されたラ・カーサ・アズール。エイプリルズに楽曲をカヴァーされて密かに注目を集めはじめ、一部で〈スペインのフリッパーズ・ギター〉なんて呼ばれているこの5人組が、いよいよ本格的にブレイクしそうな予感です。そんな折に登場した4年ぶりのニュー・アルバム『La Polinesia Meridional』は、capsuleやYMCKあたりから強く影響を受けたそうで(かなりの親日家なんですね)、持ち前の胸キュン・ギター・ポップにエレクトロ・ハウスやテクノ・ポップの風味をプラス。期待以上にカラフルな仕上がりとなりました。

で、さらに嬉しいことに、このたびの新作リリースに合わせてカタログも一斉に日本盤化! エイプリルズやヨンジン、BMXバンディッツのダグラスらが参加した2007年作『La Revolucion Sexual』を筆頭に、スルーできない佳作だらけですよ。



▼このたび日本盤化されたラ・カーサ・アズールのアルバムを紹介。

左から、2003年作『Tan Simple Como El Amor』、2006年作『El Sonido Efervescente De La Casa Azul』、2007年作『La Revolucion Sexual』、2009年作『La Nueva Yma Sumac』(すべてElefant/OCTAVE)