タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!
みなさ〜ん、コ〜ンニチハ〜☆ タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉の担任、タマコです。リラの咲く頃ロンドンへ! がんばれニッポン!!——あ〜適当に五輪風を吹かせてしまいましたが、リラはバルセロナでしたね☆ さ、気を取り直して今回のひよこちゃんは鹿児島支部の4人組、モスラは……失礼、テスラは泣かない。です。テスラってなんテスラ?
「吉牟田(直和、ベース)の家にある小説を手に、おもしろそうな単語を挙げてバンド名を考えていて浮かんだのがこれでした。意味は特にないんですが、この名前を見て〈どんな音楽やってるんだろ?〉と思ってくれたら嬉しいです」(村上学、ギター/ヴォーカル:以下同)。
ははん、タマコはまんまとその罠(?)にかかっちゃったわけですね、テヘ☆ そんなモス……テスラちゃんが、これまでに自主で発表した3&4作目からの楽曲を収録した初の全国流通盤『High noble march』(mini muff)をリリースします! フィジカルでドライヴィンなダンス・ロックが中心にあるのですが、そのなかでかなりの存在感を放っているのが飯野桃子ちゃんのファンキーなピアノ。これがま〜カッコイイ(もちろんみんなカッコイイけど)。
「結成当時からピアノはいたんですが、去年の5月に脱退して。それ以降しばらく3人で曲作りをしていたんですが、そこで出来たものもピアノが加わればもっと良くなるな〜というところで飯野が参加しました。曲はメンバー各々が自分の楽器でリフを作って、それを自慢げに披露して、そのリフに合うリフをまた他のメンバーが考えてきて、そっちが格好良かったらそっちに歩み寄る……みたいな感じで作っていきます。構成はみんなで考えるので、とっても時間がかかるんですよね。でもそれだけ愛情を持ってますし、それが鹿児島から旅立ってどこかの誰かの耳に届くなんて、素直に嬉しい。またその人が僕らの曲を口ずさんじゃったりしたら、もう最高です」。
ひよこらしい、瑞々しいコメントでタマコ泣きそう! みんな聴いてー! そして最後にいつものアレ!
「野望なので口には出さないようにしていますが、純粋に上質な音楽を追求しながら、予想も想像もしないことが起こったり、そんな風景に出会えたら良いなと思います」。
ィヨッ優等生だね! ではまた次回、がんばれニッポン☆
ひよこ組のおともだち
チッツ 『おはよう』 こんがりおんがく
何だか70年代の青春ドラマで流れていそうな、懐かしい音ですね。こういうの好きです。自分のしがなさを全開にした歌詞も、絞り出すような鬼気迫るヴォーカルでさらに生々しく響きます。でも“ブタゴキブリ”っていうのはどうかと……。
THE NAMPA BOYS 『froM』 A-Sketch
〈閃光ライオット〉で最年少ファイナリストも経験したバンドが、さまざまな人生勉強(モゴモゴ)を経て作品を完成! 直情的に飛ばす“到来”もいいけど、繊細さとスケール感を併せ持つミディアム“待つ元”もいい味出してる。松本出身です。
KNOCK OUT MONKEY 『0→FUTURE』 Magnifique
〈サマソニ〉への出演も決定しているラウドな4人組。声が似てるってだけじゃないんだけど、ONE OK ROCKあたりが好きな人もハマりそう。ミクスチャーっぽかったり、エラいポップなところも見える柔軟なサウンドが好感触!
nicoten 『メトロナポリタン』 SMALLER
都内で活動する3人組による初の全国流通盤。線の細いサカナクション、不思議さを抜いた相対性理論といった印象も曲によってはあります。でも全体はどこかGalileo Galileiに通じるような、柔らかく優しい雰囲気のサウンドでステキですよ☆