日本と韓国を行き来しながら、精力的な活動を続けるU-KISS。彼らが、2度目となる全国ツアー〈U-KISS 1st JAPAN LIVE TOUR 2012"A Shared Dream"～Special Edition～〉を開催しました。日本各地を回った同ツアーのなかから、最終日となった東京・NHKホールの13:00公演の模様をレポートします。
オープニングの映像が終了し、黒を基調した衣装をまとったメンバーがステージに登場。今回の公演の幕開けを飾ったのは、日本メジャー・デビュー曲でもある“Tick Tack”でした。レーザーが舞うなかでパワフルなパフォーマンスを披露すると、オーディエンスも力いっぱいのコールで彼らに応戦。ライヴとリリース・イヴェントを並行するというハードなスケジュールのなか全国を回ってきた彼らだけに、より成長した姿を1曲目から見せてくれました。「一緒に!」とステージ上から観客を煽る姿も印象的だった “Neverland”でさらに熱を上げ、メンバーの自己紹介を経て、“Bingeul Bingeul”、“Every Day”が登場。新たな楽曲が披露されるたびに、自分たちの新たな世界へと観客を一気に惹き込み、一体となってライヴを作り上げていく――ポジティヴなパワーに溢れたステージを序盤から展開。
続いて、U-KISSのかわいい姿が楽しめるメロディーもダンスもハッピーな曲“Show Me Your Smile”、スヒョンくん、ケビンくん、キソプくん、フンくんによる爽やかな“Orion”、サイレンのような音でスタートしたAJくん、イライくん、ドンホくんによる“Eeny, Meeny, Miny Moe”が登場。しっとりと優しい声で聴かせる“Orion”と、パワフルでクールなパフォーマンスで魅せる“Eeny, Meeny, Miny Moe”と、まったく異なる雰囲気のナンバーを2チームに別れて披露し、そのポテンシャルの高さを改めてアピールしたステージでした。“Eeny, Meeny, Miny Moe”終了後には、スヒョンくんに「AJさん、あなたどうしてそんなにかっこいいんですか!?」と聞かれたAJくんが、「〈Kiss Me〉のみなさんのためにです。ファンのみなさんの反応がいいので……」と回答。同曲をAJくんとともに担当するイライくんは「ラップ、本当に楽しかった」と話し、ドンホくんは「“Eeny, Meeny, Miny Moe”が大好きです。この曲だと、〈男らしい〉〈かっこいい〉って言われるので、大好きです」とのこと。その後「“Eeny, Meeny, Miny Moe”のインパクトが強いから、“Orion”をみなさんが忘れちゃう!」とスヒョンくんが言い、コソコソとケビンくんに何か話したかと思うと、ケビンくんが「みなさーん! “Orion”も応援してくださーい!」と爽やかにコメントする一幕も。
続いてU-KISSからファンへ質問をするコーナーへ突入。フンくんが「今日誕生日の方はいらっしゃいますかー?」と聞くと、20人ほどのお客さまが挙手。すると「今日誕生日の姫に、誕生日の歌を歌います。ソフトな声がみなさん、好きですよね。……ケビンさん!」と歌い手を指名、ケビンくんがアカペラで“Happy Birthday”を披露すると、その雰囲気がメンバーのイメージと異なったのか「ソフトじゃなくて、ちょっとセクシーな感じ」「セクシーは僕（スヒョン）とキソプさんの担当ですー!」と話し始め、赤いライトをまといながら、スヒョンくんが“Happy Birthday”をセクシーに歌い上げるというさらなるサプライズが（笑）。これには会場からは大きな歓声が上がっていました。さらに、客席にいたカップル（ご夫婦?）にキスをしてもらうという企画もあり、MCは常に大盛り上がり。パフォーマンスでみせるクールな表情と親しみやすいトークとのギャップもまた、U-KISSの魅力ですよね。
中盤には、しっとりと聴かせる“0330”と日本ファースト・アルバム『A Shared Dream』の収録曲である“Believe”が登場。映像を経て、妖艶な雰囲気を醸す“DORADORA”、速い展開のダンス・チューンである“Believe You”（※韓国タイトルは“Believe”）と、韓国での最新曲を一気に披露し、再び会場の熱をあげたところで、直前に披露された韓国での最新曲“Believe”（“Believe You”）の話へ。この曲はメンバーのAJくんによる楽曲ということで、「この曲はファンのみなさんのために作った曲です。そして、僕たちがみなさんに伝えたい言葉をたくさんこめている曲です」と自ら解説。一方“DORADORA”は韓国のカムバック曲ながら、さいたまスーパーアリーナで行われた〈M COUNTDOWN HELLO JAPAN 2012〉で披露された曲なので、同イヴェントで〈U-KISSの日本語先生〉ことドンホくんが日本語でMCを担当したときの裏話も飛び出していました。
終盤は、“Man Man Ha Ni”“Shut Up!!”“Forbidden Love”と、彼らの代表曲である激しいダンス・チューンを立て続けに披露。メンバーによる煽りやフェイクはもちろん、それに応えるオーディエンスの熱もさらに高まり、この日の盛り上がりは最高潮へ。
アンコールの1曲目は、7月25日にリリースされたばかりのシングル“Dear My Friend”。Tシャツに着替えて、柔らかな歌声で会場を包み込む7人の姿に、ジーンとした方も多かったのでは? そして、この日は9月5日の日本武道館公演、シングル“One of You”の発売に加えて（アカペラでチラッと歌っていました）、AJくんが学業に専念するため、5か月間グループの活動を休止するというニュースが発表となりました。
AJくんが「僕は、いまアメリカはニューヨークのコロンビア大学の学生ですが、8月から勉強に集中したいと思います。それで、8月から5か月間、U-KISSを離れて……。5か月間です、5か月間。U-KISSを離れて、ニューヨークに行くことが、急に決まりました。とても残念ですが、楽しみにしていた武道館ライヴも出演できなくなりました」と、言葉をしっかり伝えようとゆっくり話すと、スヒョンくんが「僕も、みなさんの気持ちがよくわかります。でも、U-KISSのメンバーもみんな残念です。本当に。AJさん、さびしいですね……」といまの心境を告白。するとケビンくんが「ニューヨークに行ってももちろん、U-KISSのメンバーです」、フンくんが「AJはマルチ・プレイヤーじゃないですか。きっとニューヨークで、アーティストとしても、一人の人間としても、もっと成長して帰ってきてくれると思います」、キソプくんが「みなさん、悲しいことじゃないですよ。みんなで、AJさんを応援したいと思います。みなさん、応援してください!」、ドンホくんが「AJさんは、僕たちU-KISSの頭脳じゃないですか。ニューヨークに行って、もっと賢くなって、もっと天才になって、帰ってくると思います。みなさん応援してください」、イライくんが「僕たちと、ファンのみなさんはいつも一緒ですよ」とそれぞれ話し、最後にAJくんが「もっと成長して帰ってきます。約束です! 僕たちとファンのみなさんは、ずーっといつも一緒です。応援してください」とコメント。「AJさん、がんばってください!」というメンバーの言葉とともに、会場は大歓声に包まれました。
その後、舞台上でのメンバーの動きやオーディエンスと呼吸を合わせたやりとりも楽しい“Kiss Me Forever –一生 Japanese Ver.-”を披露し、メンバーからの挨拶が。それぞれがファンへの思いを語るなか、リーダーのスヒョンくんが「みなさん、今日U-KISSを見に来てくれて本当にありがとうございました。今日は、ホール・ツアーの最後の日ですよね。夜の公演もありますので、みなさん僕が本当にみなさんに伝えたい言葉がたくさんあります。いま話してもいいですか? U-KISSが3月のZeppツアーから、いまホール・ツアー、最後まで長く日本で活動することができたのは、みなさんがU-KISSをたくさん応援してくれたからです」という感謝の気持ちや、AJくんのこと、「U-KISSは日本でNo.1になりたいです。応援してください」と、日本語で一生懸命話していた姿が印象的でした。
日本と韓国、そして世界へと活動の幅を広げながら、着実に前へ進み続けるU-KISS。9月5日に行われる初の日本武道館公演では、どのようなパフォーマンスで魅せてくれるのでしょうか。トップを目指して走り続ける彼らから、これからも目が離せません。
〈U-KISS LIVE IN 武道館〉
日時／会場：9月5日（水） 東京・日本武道館
開場／開演：17:30／18:30
チケット代：8,500円（税込)（シングル"One of You"武道館限定ヴァージョン＋フォトブック付、全席指定）
★タワーレコードのFacebookページ〈K-POP LOVERS!〉で
短期動画連載〈U-KISS LIVE IN 武道館への道!〉更新中!
2012年8月7日から28日までの毎週火&金に新たな動画をアップします。
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