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CODE-V Major Debut Live Tour~君がくれたもの~ @ SHIBUYA-AX(2012年7月28日)

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K-POP LOVERS!
公開
2012/08/31   22:00

 

 

今年5月に“君がくれたもの”で日本メジャー・デビューを果たした韓国出身の5人組ヴォーカル・グループ、CODE-V。彼らがデビュー後初となるコンサート・ツアーを東京、大阪、福岡で行いました。今回はそのなかから、7月28日に開催された東京・SHIBUYA-AX公演の模様をレポートします。

 

 

オープニング楽曲を経て、昨年韓国で発表した爽やかなポップ・チューン“Summer Love”でスタートした今回の公演。ステージから客席を見渡しながら、とにかく楽しそうな表情を浮かべているメンバーの姿が印象的でした。軽やかに歌い上げたマルーン5の“Sunday Morning”の後に、ソルくんが「CODE-Vのメジャー・デビュー・ライヴ・ツアー〈君がくれたもの〉へようこそ!」と挨拶をして、メンバーの自己紹介&MCへ。今回、初めてのSHIBUYA-AXでの単独公演ということで、ちょっぴり豪華なステージのセットを見ながら、ナロくんが「メジャー・デビューできたからかな?」、ジェウォンくんが「全部みなさんのおかげだと思います」とコメントし、会場を沸かせていました。

 

 

続いて、“Miracle”や宇多田ヒカルさんの“First Love”のカヴァーで、観客をさらに自分たちの世界へと引き込むと、メンバーの素の表情が垣間見られた沖縄合宿の映像を経て、カジュアルなシャツと帽子で夏っぽい装いにチェンジした5人がステージへ。今回のライヴのテーマは〈夏〉ということで、サザンオールスターズの“真夏の果実”をアカペラで歌ったり、バンド・メンバーを呼び込んでTEEの“ベイビー・アイラブユー”で柔らかく切ない歌声で披露したりと、さまざまアプローチで観客を魅了していました。オリジナル曲はもちろん、カヴァー曲に関しても、5人の美しい日本語の発音とハーモニーで、新たな魅力に出会える素敵なアレンジとなっていただけに、胸を打たれた方も多かったのでは? さらに、この日はニーヨの“So Sick”をバンド・アレンジで、ジェイソン・ムラーズの“I’m Yours”にウクレレで採り入れるなど、普段とは異なる雰囲気の楽曲もあり、より〈聴かせる〉ステージを展開。

 

 

バンドのみなさんが準備をしている間、ソルくんが「(カジュアルな衣装にチェンジしたので)みなさん、この服はどうですか? (会場から拍手)ありがとうございます。やっぱりCODE-Vは、サンウ兄さん以外は全部おしゃれですね」と話すと、メンバーから「サンウさんはイモっぽい」「イモだから……?」など、サンウくんと彼の着ていた黄色いシャツに話題が集中。すると「僕も、服はおしゃれですけど、僕が着たから、ちょっとイモっぽく見えるかもしれないですね。でも、僕は最近、〈イモっぽい〉から〈色っぽい〉って……」と話を切り替え、会場からは大きな歓声&拍手が。

 


サンウ

 

セッションのラストは“正直に言うよ”。夕焼けのような照明に加えて、客席で光るライトが波のように揺れていて、まるで夏の海辺の風景を切り取ったような光景がそこには広がっていました。いつも以上に切なさと優しさが心に伝わってくるような“正直に言うよ”のステージは、この日のハイライトの1つです。

 


ナロ

 

終盤にはこれまでのしっとりとしたステージから一転し、“Shooting Star”“Go!”“Addiction~君なしには、生きられない~”と、激しいアッパー・チューンが立て続けに登場。男らしい魅力に溢れたパフォーマンスを披露し、この日の盛り上がりは最高潮へ。会場の熱をさらに上げようと客席を煽るメンバーの姿も印象的でした。

 


ソル

 

アンコールの前には、メンバーから一言ずつファンに向けたメッセージが。ナロくんは「僕たちがこんなに早く成長することができたのは、全部みなさんのおかげだと思います。また戻ってくる夏まで……、秋と冬、春、そして次の夏までずっとそばにいてください」、ソルくんは「CODE-Vが日本にきてから、7か月ぐらい経ちましたね。その間、辛いときも寂しいときもあったんですけど……。いままで僕たちとみなさんが一緒に作った思い出が、僕の一番大切な宝物です。これからもCODE-Vのみなさんでいてください。僕もいつまでもみなさんの身近な存在でいます。これからもよろしくお願いします」、ジェウォンくんは「みなさんがいれば、僕たちCODE-Vは全力で頑張ることができますから、応援してください」、ルイくんは「CODE-Vが日本でメジャー・デビューしてから、一回一回の舞台が意味があるし、大切だと思うようになりました。最近ファンのみなさんが少しずつ増えて、もっと大きな舞台を夢見ながら活動していますけど、どんな舞台で歌うときでも、昔の大変な時期を思いながら、感謝の気持ちを持って歌を歌います。みなさんずっと応援をよろしくお願いします」、そしてサンウくんは「今日本当にありがとうございました。みなさんと一緒に今日楽しいライヴができて、みなさん一人一人に心から感謝しています」と、それぞれがこれまでの活動を振り返ったり、感謝の気持ちを述べたりと、いずれも感動的なMCでした。

 


ルイ

 

そして、「そろそろアンコールに行きましょうか」とサンウくんが促すと、ナロくんが「サンウさんのピアノ演奏で曲を披露したい」と話し、スタンバイへ。「こうやってみなさんの前でピアノを弾くのははじめてですよね。ちょっと恥ずかしいというか、緊張しますけど、でもこうやって大きな会場で僕たちがCODE-Vとして歌うことができるのも、日本でメジャー・デビューして活動ができるのも、すべてみなさんのおかげです。これからもみなさんと一緒に前に進んでいきたいです。そんな気持ちを込めて、次の曲を歌いたいと思います。聴いてください」というサンウくんの紹介でスタートしたのは、コブクロの“永遠にともに”。サビの部分を2人ずつで力強く歌い上げ、会場はさらに感動的なムードに……。続いて、「僕たちにとって特別な曲です」という紹介でスタートしたのは、ラスト・ナンバー“君がくれたもの”。この数か月間、イヴェント出演を重ねながら、大切に歌ってきた楽曲だけに、切ないのに優しい、そして強い……そんな深みのある1曲となっていました。

 


ジェウォン

 

楽曲が終わると、メンバーから「泣いたでしょー!」と突っ込まれていたソルくんが、「みなさん、僕たちCODE-Vはこれからも応援してくれるみなさんのために、10倍、100倍……もっと頑張りますので、最後までぜひCODE-Vと一緒に行きましょう。目標は、武道館でのライヴです!」とコメントすると、会場からは「頑張れー!」という声援とともに拍手が。「本日はお越しいただきありがとうございましたー!」と、最後はオーディエンスと記念撮影をして、この日のライヴは終了。

 

 

日本メジャー・デビューを経て、より成熟した歌声で多くの観客を魅了したCODE-V。この秋は日本セカンド・シングルの発売やライブハウスツアーの開催も決定し、これからどんどんと活躍の幅を広げていくに違いありません。その深みのあるヴォーカルと美しいハーモニーを武器に、活動を続けていく彼らの成長が楽しみです。

 

 

 〈メジャー・デビュー記念 CODE-V Major Debut Live Tour~君がくれたもの~ 7月28日 @東京・SHIBUYA-AX セットリスト〉
1. オープニング曲
2. Summer Love
3. Sunday Morning
4. Miracle
5. First Love
6.真夏の果実(アカペラ)
7.ベイビー・アイラブユー(生演奏)
8. So Sick(生演奏)
9. I’m Yours(生演奏)
10.正直に言うよ(生演奏)
11.  Shooting Star
12. Go!
13. Addiction ~君なしには、生きられない

【アンコール】
14.永遠にともに
15.君がくれたもの

〈2ndシングル“タイトル未定” 2012年10月10日(水)リリース〉
(初回限定盤A:CD+DVD/¥1,600 (tax in)/MUCD-9039)
(初回限定盤B:CD+DVD/¥1,600 (tax in)/MUCD-9041)
(通常盤:CD/¥1,050 (tax in)/MUCD-5207)

※初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤(初回生産分のみ)にイヴェント参加券封入。
商品封入のイヴェント参加券は下記のリリース記念フリーイベントでご使用頂けます。
◎10月10日 福岡 ◎10月11日 仙台 ◎10月12日 名古屋 ◎10月13日 大阪 ◎10月14日 東京 ◎10月21日 札幌 にて開催予定。
※参加券1枚で握手会1回、参加券3枚で握手会1回&チェキ撮影(メンバー5人との6ショット撮影)1回にご参加頂けます。その他、詳細はオフィシャルサイトにて発表いたします。

〈CODE-V 1stライブハウスツアー がんばるんばでござるんば2012 ~歌うんば 踊る
んば 楽しむんば~〉
日時/会場:
11 月 7 日(水)仙台 MACANA
11 月10 日(土)熊本 DRUM Be-9
11 月12 日(月)京都 MUSE
11 月15 日(木)横浜 SUNPHONIX HALL in YOKOHAMA ARENA
11 月18 日(日)高松 MONSTER
11 月24 日(土) 福島 CLUB#9
11 月28 日(水)広島 ナミキジャンクション 
11 月30 日(金)福岡 DRUM Be-1
12 月 3 日(月)札幌 cube garden
12 月 5 日(水)名古屋 ell.FITSALL

チケット料金: 5000 円(税込)
※オールスタンディング ※入場時 1ドリンク別途
※整理番号順のご入場になります ※未就学児童入場不可
※詳細はオフィシャルサイトでご確認ください。