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特別編――いま〈ジェント〉を聴かないでどうするんだ!?

連載
OSHIETAL
公開
2012/10/18   16:45
更新
2012/10/18   16:45
ソース
bounce 348号(2012年9月25日発行)
テキスト
文/山口コージー


大好評の鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。おや、いつもと掲載場所が違うって? そう、今月は特別編ということでスペースを拡大し、ラウド・ロック・シーンにおける最先端のキーワード〈ジェント〉をオシエタル!  そもそもジェントとはスウェーデンの5人組メタル・バンド、メシュガーのサウンド・スタイル(シクスから影響を受けた2002〜2003年以降のもの)を指す言葉だった。命名したのはメンバーのフレドリック・トーデンダル(ギター)で、由来はギターのディストーションを擬音語にしたものらしい。それが徐々に広まり、プログレッシヴ・メタルのサブジャンルとして定着していったのである!

ジェントの大きな特徴は、〈一般的な6弦ギターは使わず、8弦ギター(もしくは7弦ギター)を使用する!〉〈シンコペーションやポリリズムなどを用いて、リズムを複雑化させる!〉〈リフはメロディーじゃなく、リズム主体で組み立てる!〉〈低音弦上でブリッジ・ミュート(ギターのブリッジ部分で消音しながら、弦をピッキングする奏法)させながら、独特のディストーション・サウンドを強調する!〉という4点にアリ! 以上を踏まえ、さっそく注目のジェンターたちを皆でチェックしていこうではないか!  いずれも狂気的なサウンドと恐るべきテクニックを誇るバンドだらけにつき、心して臨みたまえ!



▼シクスの2003年作『The Trees Are Dead & Dried Out Wait for Something Wild』(Gut)

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