8月29日にシングル“おやすみ good night -Japanese ver.-”をリリースしたB1A4が、同作の発売を記念したショウケース・イヴェント〈B1A4 SHOW CASE BOYS TO MEN〉を開催。東京と大阪の2か所で行われた同公演のなかから、Zepp Diver City Tokyoで開催されたステージの模様をレポートします。
〈B1A4 SHOW CASE –BOYS TO MEN-〉イメージ・ヴィジュアル
5人の飾らない姿を見せた、昼の〈THE BOYS〉
昼夜2公演行われた今回のショウケース・イヴェントですが、それぞれのコンセプトが異なったことも話題になりました。昼は〈THE BOYS〉と題して、5人の飾らない姿を見せるというテーマ。舞台上には、大きなくまのぬいぐるみや写真、ギターなどが飾られ、ゆったりとくつろぐことができそうなソファーも……。〈飾らない自分たちの姿を見せる〉というコンセプトにふさわしくアットホームな雰囲気のセットが組まれていました。
ジニョン
ケーキなどのスイーツを見ながらメンバーが微笑んでいる、パーティーのような雰囲気の映像がオンエアされると、会場は早くもヒートアップ。“Beautiful Target -Japanese ver.-”と“Bling Girl -Japanese ver.-”という日本デビュー作に収められた2曲で幕を開けると、オーディエンスからはさらなる大歓声が。その後、自己紹介を経て、今回のライヴの「ここは僕たちの部屋です!」とサンドゥルくんがセットを改めて説明。ゴンチャンくんが「みなさん、僕たちの部屋はいかがですか?」と問いかけると、多くのファンが「可愛いー!」と返事をしていました。それぞれの小道具には理由があり、例えば立てかけてあったギターは、リーダーのジニョンくんもので、「僕はこれで、曲を作ります」とコメント。壁に飾ってあるメンバーの写真はサンドゥルくんが撮影したもので「これは今回のショーケースを準備しながらとった写真。いい感じでしょ?」と1枚1枚モニターに映った写真を説明、その後カメラで客席を撮るというサプライズも。
「いつもこのソファーで読書をします」と話したのはバロくん。最近読んだのは「考えない練習」という本だそうで、「最近いろいろ考えることがたくさんありまして……」と話し、客席に「知りたい?」と問いかけると「……君のこと!」とつぶやき、会場から黄色い声援を集めていました。ゴンチャンくんは「ここでテレビを見ます。でも、いまはBANAを見ます。それで、日本のバラエティー番組も見るんですよ? ゴンチャンだぜ~! ワイルドだぜ~!」とスギちゃんのギャグを披露。そして、大きなクマのぬいぐるみを指して、「こいつは俺の弟」と話したのはシヌゥくん。「いつも僕を待っていてくれます」と紹介していました。
ゴンチャン
ジニョンくんがステージにあるレコード・プレーヤーを動かすという粋な演出でスタートした“Chu Chu Chu -Japanese ver.-”は、終始リラックスした雰囲気が印象的。ホーンなどを贅沢に使ったゴージャスなアレンジも光る“SO FINE -Japanese ver.-”やメイキングなどを捉えた映像を経て、“おやすみ good night -Japanese ver.-”をパフォーマンス。その後、ガラリと雰囲気を変えて、クールなアッパー・チューン“BABY I'M SORRY -Japanese ver.-”が披露され、観客の盛り上がりは最高潮へ。
終盤のMCでは、ジニョンくんが「僕たちメンバーは毎日この部屋でたくさん話をしています」、シヌゥくんが「曲のこと、ダンスのこと、そしてB1A4の未来について……」とコメント。サンドゥルくんが「好きな女の子の話もね?」というと、バロくんが「ウソウソ……。サンドゥルは食べ物のことばかり!」とつっこみを入れ、サンドゥルくんが小さく「はい」と答える場面も。ゴンチャンくんが「この部屋に、いつでも遊びに来てくださいね!」と話し、シヌゥくんが会場に来た人にだけ鍵の場所を教えると、どこからか電話の着信音が……。バロくんが電話を受け、「みなさん……。そろそろ僕たちは仕事に行く時間です。ここにいてほしい? (ため息) でも…でも……。でも、しょうがない!!」と残念そうな表情を浮かべ、ジニョンくんが「またみなさんが遊びに来てくれる日を楽しみにしています!」と話すと、サンドゥルくんが「次回は、僕が手料理でもてなします」、ゴンチャンくんが「僕はそれまで、部屋の模様替えかな!?」と、次の機会への意気込みをコメント。バロくんが「次回も来てくれるかなー!」と会場に問いかけると、客席からは「いいともー!」と声があがり、本編のラスト・ソング“O.K”をパフォーマンス。
シヌゥ
アンコールでは、ジニョンくんが「みなさんにお知らせがあります……」と言い、“Happy Birthday”を歌い出すというサプライズが。そう、9月5日に誕生日を迎えたバロくんのサプライズ・バースデーが行われたのです。クラッカーを手にしたメンバーはもちろん、会場全体にお祝いムードが漂うなか、主役のバロくんはびっくりした様子。誕生日ケーキも登場し、華やかなサプライズ・イヴェントとなりました。最後は再び“おやすみ good night -Japanese ver.-”が披露されるなか、終盤に登場するバロくんの〈Sorry〉のパートのときに、ゴンチャンくんがケーキを彼の顔に……(笑)。メンバーもさらに盛り上がるなか、昼の部は終了。最後、ケーキを移動するのを忘れてしまい、あわてて片付けようとするサンドゥルくんとバロくんの様子もまた、B1A4のユニークなキャラクターが感じられるひとコマでした。
〈B1A4 SHOW CASE –BOYS TO MEN-〉イメージ・ヴィジュアル
大人っぽい姿で客席を魅了した、夜の〈THE BOYS〉
夜の部のテーマは、ちょっぴり大人のB1A4の姿をおみせするという〈THE BOYS〉ということで、バッチリと黒のスーツでキメたメンバーの映像からスタート。セクシーでクールなその雰囲気に、大きな声援が寄せられるなか、モノトーンの衣装を身にまとったメンバーが登場し、1曲目の“BABY I'M SORRY -Japanese ver.-”をパフォーマンス、昼の部から少ししか時間が経っていないのに、グッと大人っぽい表情を浮かべながら会場を煽る5人の姿が印象的でした。
続く“おやすみ good night -Japanese ver.-”のステージを経て、自己紹介へ。「パスタ作りが得意な男、リーダー、ジニョンです」「ハニー! 元気? 会いたかった! 僕はいまから夜の優しいカリスマ、バロです」「僕は、スーツが似合う男、ゴンチャンです」、「君のために歌う! メイン・ヴォーカル、サンドゥルです」、そして「君だけを守りたい男、シヌゥです」と、それぞれのコメントもどこか大人っぽい雰囲気のものに。
「僕たちと一緒に、秘密のデートをしましょうか?」というバロくんのお誘いのもと、それぞれが考える秘密のデートの話へ。ジニョンくんは「夜のドライブ。星を見ながら、バックハグしてあげます」、バロくんは「高級レストランで一緒に食事したあと、ダイヤの指輪でプロポーズします。そして、アツいキスを……」、ゴンチャンくんは「観覧車にのって、ずーーーーっと抱きしめてあげる」、サンドゥルくんは「彼女のためにスペシャルな写真を作りたい」、シヌゥくんは「僕の作ったスパゲティを食べさせてあげる。一度僕が噛んで……」と、それぞれが描く秘密のデート・プランを告白すると、どの話にも大歓声が寄せられていました。
サンドゥル
そしてステージで行われたじゃんけんの結果、バロくんの理想のデートを実際に舞台で再現することに。相手の女性役に指名されたサンドゥルくんは、「やだ! やだ! なんでですか! やだやだ!!」と最初は拒否するも、「ここは高級レストランです……」と秘密のデートがスタートすると、〈キュートな彼女〉になりきっていました。途中、ダイヤの指輪をプレゼントしようとするバロくんに対して、「この世には、お金で買えないものがあるのよ!」と断るようなそぶりを見せるサンドゥルくん、すると「こんな女に、会ったことない!」と動揺するバロくん、さらに「こんな男に会ったことない!!」と返すサンドゥルくん……。テンポよくコミカルに進んでいく理想のデートに、客席からは次々と笑いが起こりました。
「じゃあ一緒に、 〈Wonderful Tonight〉をすごそうか?」というバロくんの問いかけで、“WONDERFUL TONIGHT -UNPLUGGED REMIX-”へ。アコースティック調の優しいアレンジで、彼らの新たな魅力に出会えるような1曲となっており、うっとりしたという方もいたのでは? パフォーマンス中は、客席でゆらゆらと揺れる黄色いペンライトが星のようにきらめいていて、とてもロマンティックな風景が広がっていました。続いて“悪いことばかり学んで”とメイキング映像をはさんで、再びステージにメンバーが登場し、“Beautiful Target -Japanese ver.-”へ突入。客席の熱をさらにグッとあげたところで、ジニョンくんが「デート、楽しんでますか?」、シヌゥくんが「僕たちも忘れられない夜になりました」とコメント。バロくんが「みなさん、まだまだ盛り上がれますか?」、サンドゥルくんも「盛り上がれますか?」と続き、“Bling Girl -Japanese ver.-”、“O.K“で観客のテンションは最高潮へ。
バロ
鳴り止まないアンコールの声にこたえて、メンバーがステージへ。サンドゥルくんが「お金で買えないものがあるよ……。それはBANA!」と中盤に登場した〈秘密のデート〉部分のセリフをアレンジして話す場面もあり、大歓声に包まれました。「これからも応援B1A4を応援してくださいー!」とコメント、“おやすみ good night -Japanese ver.-”を再びパフォーマンスして夜の部は終了。
昼と夜、異なる魅力で会場を虜にしたB1A4。確かなパフォーマンス力と個性豊かなキャラクターで、快進撃を続けている彼らは、今後さらなる成長を遂げるに違いありません。これからの5人の活動からも目が離せない日々が続きそうです。