北欧の風に乗って、リンドストロムとプリンス・トーマスがほぼ同時にソロ作を届けてくれたよ!
パトリック・アダムス&ピーター・ブラウンやジャム・ルイス、リンダー・ルイスらと共にプロデューサー・コンビ列伝に名を残すであろうリンドストロムとプリンス・トーマスが、同タイミングで新作をリリース……ってことでまとめてご紹介。まずはリンドさんの『Smalhans』ですが、プログレッシヴなシンセ・ディスコ・ハウス中心の内容は今年の初頭に出したアルバムの続編のような感じで、今回のミックスはトッド・テリエが担当。あくまでもダンス・ミュージックのフォーマットで勝負しようという気概がひしひしと伝わってくるようです。
対して、トーマスさんの2年ぶり2枚目のソロ作となる『Prins Thomas II』は60分1本勝負のようなミックス仕立てのアルバムで、こちらも壮大なサイケデリック・ディスコ・ワールドを展開してくれています。お互いにレーベルも持っていていろいろとお忙しいとは思うんですが、そろそろコンビでのサード・アルバムに向けていっしょに動きはじめてくれないかな〜と期待を持たせてくれるような感じです。