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B1A4 1st Concert “BABA B1A4“ in Japan @ 横浜アリーナ(2013年1月29日)

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K-POP LOVERS!
公開
2013/02/19   19:00

 

 

2012年6月に日本デビューを果たし、日韓両国で快進撃を続けるB1A4。タワーレコードが昨年末に行った〈K-POP LOVERS! AWARDS〉のアーティスト部門では、2PM、SUPER JUNIORに続いて3位をマークするなど、いま一番勢いのあるボーイズ・グループといっても過言ではない彼らが、1月26日と27日に兵庫・神戸ワールド記念ホール、29日と30日に神奈川・横浜アリーナにて単独公演〈B1A4 1st Concert “BABA B1A4“ in Japan〉を開催しました。今回は、29日のライヴの模様をレポートします。 

アメコミをベースとしたユニークなオープニング映像が流れたあと、「みなさん、こんにちはー!」とステージに登場した5人は、1曲目の“Beautiful Target -Japanese ver.-”からのびのびとパフォーマンス。点滅する照明や炎といったダイナミックな演出も見事にマッチ、大会場ならではの迫力あるステージを展開し、“Bling Girl -Japanese ver.-”へ突入。続く“IN THE AIR”ではダンサーを従えて、近未来的な演出で魅せると、花道を移動してアリーナ中央に設けられたセンター・ステージへと進み、「みなさんこんばんは! B1A4です!」とMCコーナーへ。

 

 

サンドゥルが「アリーナのみなさんこんばんは! スタンドのみなさんもこんばんは!」と声高らかに挨拶したり、バロが「僕はあそこで挨拶しようかな~」と移動して「今日はみんなアツいね……」と話しながら「僕は……わかりますか? 僕は誰!?」と投げかけて、オーディエンスから「バロ!」と返してもらうといったやりとりが行われたりと、ここは和やかなムード。途中、バロの自己紹介である「バロバロガンバロです!」をまねして、サンドゥルが「みなさんに会えて、ホントに、ホントに……光栄…です! 光栄です! サンドゥルサンドゥルサンドゥルです!」と話すと、バロが力強く「面白くない!」と突っ込みを入れる場面もあり、大きな声援に包まれました。 

横浜アリーナのステージに立ててワクワクする、夢のようだと話すメンバーの姿が印象的だった今回の公演。しかし彼らか繰り出すパフォーマンスにドキドキがとまらなかったという方も多かったのでは? ジニョンが「次はスウィートな曲をお届けします」と紹介した“Chu Chu Chu -Japanese ver.-”で、観客を甘い雰囲気へと誘いこむと、より洗練された大人っぽいポップ・チューン“君のせいで”でさらに胸キュン、美しい歌声を響かせた“IF.…”と、このパートはロマンティックなムードが満載。

 

 

韓国での最新曲“歩いてみる”や“悪いことばかり学んで”、“THIS TIME IS OVER”といった、ちょっぴり大人っぽいB1A4が楽しめるこの3曲では、持ち前のパフォーマンス力を存分に発揮。ワンマン・ライヴということもあり、観客を盛り上げながらも、楽曲の色を丁寧に表現するという思いがしっかりと伝わってくるパフォーマンス……、そのポテンシャルの高さを改めて感じさせてくれるステージでした。 

続くソロ・ステージは、今回のコンサートの話題にもなった、メンバー自ら企画しアイディアを出した〈ミュージックドラマ〉仕立ての構成。全て日本語のセリフにチャレンジし、歌、ダンス、演技と彼らのポテンシャルの幅を見事に披露しました。このなかでは、とある公園を舞台に、さまざまな人間模様が描かれていきます。ポップコーン売りとして登場したジニョン、オーディションに落ちてしまってヘコむサンドゥル、彼を心配するシヌゥ&ゴンチャン、彼女と別れることになってしまったバロ…。それぞれが持つ思いをコミカルな表情&演技で表現し、曲と曲をつなぎながら展開していく、そんなミュージカルのような演出もとても斬新でしたが、個々のステージは圧巻です。

 

 

「歌手になりたくても見た目だけで判断され、恋も片想いで終わってしまう……」と本当の自分の姿を見てくれないと嘆く青年を演じたサンドゥルは、切なくもパワフルなバラード“片想い”を響かせ、自信は自分自身を信じることが重要だとサンドゥルをなぐさめたシヌゥはR&B調のセクシーなダンス・チューン“With You”をパフォーマンス。些細なすれ違いから好きな女性が自分のもとから離れてしまったバロは、美しく力強いピアノのイントロでスタートする“二人でいれば”をしっとりと聴かせ、「ゴンチャン、頑張れ!」と他のメンバーに励まされてスタートしたゴンチャンのソロ“一緒に歌いましょう”では、傘を使ったダンスもとってもキュート! 「歌手になりたい」という気持ちを胸に「僕たち一緒にデビューできたらいいよね!」とその思いを再確認した4人がその場を去ると、元歌手という設定役で1人残されたジニョンが“Be My Girl”を披露。1つの流れを作りながら、それぞれの持ち味を活かすソロの演出は、今回のライヴのハイライトの1つです。

“Tipping Point”“Empty Mind”、オーディエンスからの声援もパワフルな“Beautiful Lie”と、日本ファースト・アルバム『1』の収録曲を披露するパートを経て、メンバーが彼女に電話する映像が流れると、観客のワクワク感はさらにアップ。満を持しての登場となった“おやすみ good night -Japanese ver.-”、会場をダンス・フロアへと変えた“FEELING”と“SUPER SONIC”、疾走感溢れる“BABY I’M SORRY”で、盛り上がりは最高潮へ。

 

 

「楽しい時間はあっという間に過ぎますね」とゴンチャンがきりだすと、それぞれのメンバーがいまの気持ちを素直に語り始めました。

「小さいころから歌手になりたいと思っていた」というシヌゥは「それが、こんなに大きな会場でみなさんの前で歌えているということ自体が不思議でしかたありません」「デビューしたころ、〈これでいいのかなぁ……〉と悩んだこともあったんですが、みなさんから頂く手紙やメッセージで、僕の気持ちは本当に固くなりました」と、ファンへの感謝を告白。「今日から永遠に僕たちは付き合うことになります! BANA、愛してる!」とゴンチャンがファンを沸かせると、サンドゥルは「歌いながらみなさんが持っているプラカードを読むんですけど、いつもありがとう、日本に来てくれてありがとう、歌ってくれてありがとうって、感謝の気持ちを書いてくれているんですね。でも僕は、僕たちこそありがとうということをこの場でもう一度言いたいです」とコメント。「このような大きな会場でコンサートができたということは光栄なことだと思います。シヌゥも言いましたし、僕もいつも言ってますけど、すべてBANAのおかげだと思っています。ステージから見たみなさんの顔がとても幸せそうなので、僕もハッピーです。僕はB1A4のリーダーとしてB1A4がさらに大きく成長できるようにしていきたいと思ってますので、みなさんも応援して愛してください。僕は幸せですし、それ以上望むことはありません」と話したジニョンはニコニコと「サランハムニダ」とつぶやいていたことも印象的。途中「みなさん、幸せですか? 僕も幸せです」と日本語を織り交ぜながら語っていました。そして、挨拶のラストとなったバロは、メモを取り出し感謝の気持ちを告白。「2013年1月29日、TO BANA。いつも僕たちのそばにいて、応援してくれてありがとう。みなさんのおかげで、一生忘れられない思い出ができました。これからもBANAが笑えるように頑張ります。みなさんからこんなに大切なプレゼントをもらったので、僕もみなさんにお返しします」と、会場にキスをプレゼントし、客席は黄色い歓声に包まれました。

 

 

本編のラストを飾ったのは、彼らの成長がより感じられる韓国デビュー曲“O.K”。活き活きと自由にパフォーマンスを行い、B1A4と観客の一体感がより増したところで、本編が終了。鳴り止まない声援に応える形で再びステージへ登場した5人は、“Only One”をじっくりと歌唱。最後の“YOU ARE MY GIRL”では、キラキラとした笑顔を浮かべながらステージや花道を移動し、感謝の気持ちを観客へ届けようとしていたこともまた、印象的でした。

イベントを行うたびに、アーティストとして成長した姿を見せてくれる彼ら。楽曲のクォリティの高さはもちろん、舞台で見せる活き活きとした表情や、ファンと一緒に公演を作り上げる姿など、そのすべてが他にはない〈B1A4らしさ〉全開のステージでした。2013年も、彼らから目が離せない日が続きそうです。

 

〈B1A4 INFORMATION〉
■第27回ゴールドディスク大賞
 『ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(アジア)』 『ベスト3ニュー・アーティスト(アジア)』受賞!!
 2012年日本で最も活躍したアジアの新人No,1とし てダブル 受賞!!

■3/20 DVD「B1A4 Hotline」発売!!DVD2枚組/PCBP.52237/5,040円(税込)
  昨年MTV JAPANにて放送されたB1A4日本で初レギュラー番組「B1A4 Hotline」のDVD化が決定!
 「B1A4 Hotline」とは、音楽のみならずメンバーの個性豊かなフリートークが活かされた座談会や関係者から
 明かされるありのままのB1A4の姿まで、普段見ることができない素顔にまで迫った100%B1A4の魅力を凝縮した大人気番組! 商品詳細はこちらから

■B1A4 オフィシャルサイト http://b1a4.info/
■B1A4 オフィシャルファンクラブ「BANA JAPAN」入会詳細http://bana-japan.info/welcome/ 

 

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