ストレイテナー 『STOUT』 EMI Music Japan(2011)
現在の4人編成になる前の楽曲を中心に再録したセルフ・カヴァー集。リズム隊の交代によってグルーヴがファットに増強されているが、加えて一発録りすることにより、瞬発力と緊張感漲るライヴ盤にも近い内容に。 *土田
ドライヴ感アップ度 ★★★☆☆
BONNIE PINK 『Back Room -BONNIE PINK Remakes-』 ワーナー(2011)
鈴木正人プロデュースによるシックな装いのセルフ・リメイク集。坂田学の躍動的なドラムが炸裂する“Tonight, the Night”、沖仁が参加したフラメンコ調の“Present”など、原曲を凌ぐ良アレンジ揃い! *北野
洗練度 ★★★★☆
LUNA SEA 『LUNA SEA』 ユニバーサル(2011)
90年代を代表する5人の約10年ぶりの録音作品は、初作を丸ごとセルフ・カヴァーしたもの。当時の初期衝動と本来の楽曲の世界観をいまのスキルでよりクリアにしたという趣だが、昨年はPlastic Treeも同じ試みにトライ。 *土田
スケール感ビッグ度 ★★★★☆
Jazzin'park 『Take Ship 〜five years self cover best〜』 クラウン(2011)
結成5周年記念の本作では、代表曲を本人歌唱でセルフ・カヴァー。元は女性ゲストが歌った“Long Time Ago”“JOY”なども、艶やかな男声とピアノが効いた流麗なアレンジでよりロマンティックに。 *北野
男のロマン度 ★★★☆☆
Boris 『New Album』 tearbridge(2011)
最新オリジナル作は、前年に完成済みの2作品『Attention Please』『Heavy Rocks』からのリメイク曲が大半を占めるというシロモノ。ニューウェイヴィーな前者とヘヴィーな後者は、本作の後に世に出るというトリッキーなリリース順。 *土田
トリック度 ★★★★★
岡村靖幸 『エチケット』 V3(2011)
再出発の意味も込めてか、過去曲のセルフ・カヴァー集となった復活作。自身の演奏を中心にライヴ音源も取り込んでシェイクするなど、緻密さと大胆さを併せ持った独特のエディット感覚で、名曲の数々をフレッシュに甦らせている。 *北野
ほとんどコラージュ度 ★★★★★
℃-ute 『②℃-ute神聖なるベストアルバム』 zetima(2012)
近年のシングル曲に加え、現編成以前の人気曲を5人で再録した変則ベスト。リアレンジされた6曲は、マッシヴに補強された“まっさらブルージーンズ”をはじめ、成長した彼女たちに相応のオトナな意匠が眩しい。 *北野
大人の階段昇った度 ★★★★☆
角松敏生 『REBIRTH 1 〜re-make best〜』 ARIOLA JAPAN(2012)
30周年を飾った初のリメイク・ベスト。往時の楽曲を現代風に仕立てるのではなく、当時できなかったことを現在の技術で表現しているのがポイントだ。結果、時代を超える奇跡のアーバン・サウンドが誕生! *北野
ファンキー度 ★★★★★
スキマスイッチ 『DOUBLES BEST』 ARIOLA JAPAN(2012)
ファン投票による人気曲を再構築した、彩り豊かな一枚。アコースティックで親密な雰囲気が新鮮な“全力少年”、レゲエ調の“螺旋”、大橋卓弥がアカペラ多重録音に挑戦した“ボクノート”が特に秀逸。 *北野
カラフル度 ★★★★☆