ラップでグイグイ牽引するB.A.PとM.I.Bから、それぞれ力作が届いているよ!
日本ではちょっとラップを入れただけで妙に特殊なことのように捉えられてしまうようですが、欧米のポップス同様にK-Popの世界ではヴォーカル表現のひとつとしてラップが欠かせないものになっていますね。ここではその部分をメインの要素としている男たちの2タイトルを紹介しましょう。毎度の感じで微妙に掲載が遅くなっていますが……まずはマイク捌きの骨太なコントラストで人気のB.A.P。昨年のデビュー曲“Warrior”からダークでドラマティックな戦闘型チューンを連発していますが、最新ミニ・アルバム『One Shot』でもその流れは継続。ジーズィ声のリーダー・BANGのゴツゴツしたアオリから冒頭の“Punch”〜表題曲へと続く緊張感たっぷりの展開はカッコ良いし、ZELOのスキルフルな速射系ラップには今回も痺れます。
もう1組、3MC+シンガー1名のM.I.Bがおよそ1年ぶりのミニ・アルバム『Money In the Building』でカムバック。レーベルの先輩であるタイガーJK(ドランクン・タイガー)が引き続きバックアップし、メロディックな側面を気安く楽しめるポップなバランスで、結びのスナップ曲なども聴きどころですよ。