Fear, and Loathing in Las Vegas 『All That We Have Now』 バップ(2012)
各界のドギモを抜いた“いいね!”の凝った展開は多士済々な足し算で広がるピコリーモ〜エモトロニカを直系で採用したもの。ダンサブルな彼らはもちろん、お面繋がりならFACTも……。
DRAGONFORCE 『The Power Within』 Roadrunner(2012)
BABYMETALの標榜する鋼鉄マナーはオールド・スクールなメタルではなくいわゆるメロスピの流れを汲むものになる。緩急自在のシフトチェンジや転調はドラゴンフォースに顕著なドラマツルギーだ。
ゆよゆっぺ+巡音ルカ&初音ミク 『Story of Hope』 VOCALOID(2012)
“メギツネ”の編曲を手掛けたのは、動画サイト出身のゆよゆっぺ。スクリーモをボカロで披露する〈ミクリーモ〉を推進してきたひとりで、流石に小技の効いたキャッチーな手捌きだ。
Perfume 『Magic of Love』 Perfume/ユニバーサル(2013)
メタル的ポーズに縛られることなく、普通にダンス・ユニットとしてのキレで押すのもBABYMETALの美点。振付けのMIKIKOMETALは、世を忍ぶ姿ではSU-METALの広島の先輩との仕事で名高いお方だ!
X JAPAN 『Jealousy』 キューン(1991)
曲名からしてそれっぽい“紅月 -アカツキ-”の美麗にして刹那的なムードは、“Silent Jealousy”への明白なオマージュだろう。〈IDZ〉にも〈ダメジャンプ〉はあったが、こちらではあの奔流のようなギター・ソロも……。