タワーレコードの女子スタッフが、音楽、テレビ、ファッション、その他もろもろにまつわる青春時代の思い出を語り合う新連載! 今回は、トークにレギュラーで参加する3人が〈現在〉と〈青春時代〉の自分、そして〈青春時代にいちばんハマったCD〉を紹介しちゃいます(*´ω`*)テヘヘ
胡麻「実はこのたび、こんな企画を始めることになりまして。タイトルどおり、タワーの女子スタッフが青春時代に夢中になった、キャッキャしたものについて、時に熱く、時にゆるく、お互いの発言にちゃちゃを入れながら語るガールズトーク連載です! 基本的には音楽ネタが中心ですが、ドラマなどのテレビ番組や、ファッションの話なんかも盛り込みつつ。青春時代がいつからいつまでなのかは、はっきり定義しないつもりです。まぁ、主に中学・高校の」
乙女「思春期?」
胡麻「そう。でも話題が〈初めて買ったCD〉とかだと、それより前になると思うので。小学校高学年くらい?」
乙女「もう廃盤になってたりするしねぇ」
胡麻「……乙女さんはね?」
乙女「ヒドい! だからそういう扱いしないでねって何度も言ったよね!?」
胡麻「わたしの初めて買ったCDは廃盤になってません(笑)。それから逆に、高校卒業後にまで話が入り込むこともあると思うので、そのへんは臨機応変にやっていくつもりです。ということで、今回はレギュラーメンバーとなるわたしたち3人の自己紹介から。まずはわたくし、司会進行もやります、胡麻です。よろしくお願いします」
乙女・煎茶「よろしくお願いします」
胡麻「83年生まれで、今年30歳になりました。まぁいきなり体調崩したりして、ガタがきてる感じなんですけど(笑)。タワーに入ったのは23歳の時ですね。最初の2年はフリーマガジンの編集アシスタントと、部署内の庶務全般をやってまして。その後2008年からモバイルサイトの編集をやりはじめて、現在に至ると。邦楽/洋楽を問わず大衆性のあるもの、みんなが好きなものが好きなんですが、ここ数年はずっとミューズにハマっていて、毎日ミューズ聴いてます、〈サマソニ〉行きます! でもいまいちばん気になってるのは、やっぱり体調のことかな(笑)」
乙女「わたしも同じくだよ~」
胡麻「この歳を迎えるにあたっていろんな人から、30になると身体にくるよ、みたいな警告を受けてたんですけど、まさかほんとにくるとは……もうすっかりオバチャンです。あ、ごめんなさい乙女さん」
乙女「そうやっておちょくるのほんとにやめて。まぁこういう展開になるんだろうなっていうのはね、うすうす感づいてたけど」
胡麻「失礼しました、以後気をつけます(笑)。では続いて乙女さん、おいくつかから伺ってもよろしいでしょうか?」
タワーレコード 平和島オフィス 会議室よりお送りしております。
乙女「34歳になりました。わたしたぶん、今年で9年目なんだよね。25歳の時に入社してるから。来年10周年なんですよ」
胡麻・煎茶「おぉ~」
乙女「あっという間だよ。最初は書籍を作ったりする部署にいて、それが2年くらいかな。それからしばらくなんやかんややる時期を経て、2007年の秋くらいからフリーマガジンの配属になり、いまに至ります」
胡麻「ふんふん。で、何が好きですか、音楽?」
乙女「もうほんとに、会う人会う人必ずそれ聞かれるのね。もうね、飽きた(笑)」
胡麻「でもタワーで働いてるって言うとそうなりませんか? 友達とかからも、何が好きなの?とか、いま何が流行ってるの?とか」
乙女「いまの編集部に入った当初は聴く音楽もけっこう偏っていて、それを叩き直すところから始める必要があったのね。自分の好き/嫌いじゃなくて、ジャンルを問わずいまのトレンドはどういう音なのかとか、それぞれのジャンルの歴史的なこと、用語とかも含めて知らなきゃ、というのをずっとやるようにしていると、自然とどんなジャンルの音楽にも好きなものが出てきて。だからほんとに何でも聴く。まぁ強いて言えば、最近のロックはここ数年、プライベートで聴くっていうのはほとんどないかも……。もちろん仕事では聴くし、いいなと思うものもいっぱいあるんだけど」
胡麻「でも乙女さん、もとはそっち(ロック)の人ですよね」
乙女「うん、もともとはそれしかもう……あの、ストロークスとかリバティーンズとかにときめいたりしていたので(笑)。まぁ、これからそういう話もすると思うけど、ほんとにそっちのほうしか聴いてなかった感じ」
胡麻「でも乙女さんがK-POPにいった時は、けっこう衝撃的だった」
乙女「ほんとに? でもいったって言っても、いききれてないけどね」
胡麻「入り口にさえ立っているのかわからないようなわたしにとっては、けっこう奥のほうにいる感じがする」
乙女「いや全然。うちの会社にいるような本当に〈知ってる〉人に失礼なくらいわたしはとば口にいるよ。だからK-POPも、どういうのが流行ってるのかっていうのを聴いていくなかで、かっこいいと思ったものがいろいろあるっていう感じかなぁ。ほんとに、こういう音楽が好き、って一言で言うのは難しいの。すみません」
胡麻「いやとんでもないです。深いですね」
乙女「深くないよ、全然(笑)」
胡麻「わたしなんて〈みんなが好きなものが好き〉とか言って、なにそれって感じですよね(笑)」
乙女「それはわたしも同じだよ! ミーハーだからさ。アイドルも大好きだし。1D(ワン・ダイレクション)も普通に好きだし、BOYFRIENDもかわいいなと思ってるし」
胡麻「じゃあそんな34歳の乙女さんが、最近気になっていることは?」
乙女「……〈屋根部屋のプリンス〉。最近、ユチョンがかっこいいっていうことに気づいて。それで〈屋根部屋〉を毎日観てて、物語の先行きがいま気になってる。ユチョンめっちゃかっこいいよね。もうみんなからしてみれば、10年越しくらいのいまさら感だけど(笑)」
胡麻「へ~。わたし韓国ドラマには疎くて、申し訳ない」
乙女「いや~、ハマるね」
煎茶「わたしも好きです。3年くらい前、鬼のように観てました」
乙女「何がいちばん好き?」
煎茶「わたしは、〈タルジャの春〉です」
乙女「観てない(笑)。〈タルジャの春〉はノーマーク!」
煎茶「乙女さんは何がいちばん好きですか?」
乙女「いままででいちばんよかったのは、やっぱり〈美男<イケメン>ですね〉が最高峰。すごい好きで、3か月にいっぺんくらいは全部観るの。まぁ〈屋根部屋〉も実は結末を知ってるんだけど(笑)、まぁその、ユチョンが観たいわけですよ。ユチョンを観て喜んでる」
胡麻「いいなぁ、わたしそういう人いない、最近」
乙女「いるといないとでは人生違うよ」
胡麻「そう、全然違うんですよ! と、前のめりになったところで最後は煎ちゃん。おいくつで?」
左から、胡麻、煎茶、乙女でございます。
煎茶「26歳です」
乙女・胡麻「26ね~(遠い目)」
胡麻「入社してどれくらい?」
煎茶「10か月です。全然まだまだです……」
胡麻「いやそんなことないですよ! 煎ちゃんとわたしは同じモバイルサイトの編集をしていますが、煎ちゃんがいてこそのわがチーム」
煎茶「いやぁっ!」
胡麻「また同じ質問だけど、そんな煎ちゃんが好きなのは……」
煎茶「わたしは……嵐」
乙女・胡麻「いいよね~、嵐」
煎茶「ほんっとに好きですね。あの、ドラマ〈花より男子〉のブームがあったじゃないですか。そのちょっと前くらいに、わたしのなかでじわじわっときてて。で、〈花男〉を観て大爆発して、そこから嵐漬けの毎日です」
乙女「めっちゃいいもんね、“Love so sweet”。わたし、嵐のなかでいちばんいい曲だと思う」
胡麻「……ごめんなさい、〈花男〉観てない」
乙女・煎茶「えぇ~~~(ドン引き)」
胡麻「〈花男〉っていつ頃放送されてたんですか?」
煎茶「2005年」
胡麻「その頃何してたんだろう……でもみんな〈花男〉好きですよね」
乙女「だってすごくいいもん」
煎茶「きゅ~んってする。松潤のかっこよさったら!!」
乙女「道明寺派? 花沢類派?って必ずみんな聞くでしょ?」
胡麻「松潤が道明寺で小栗旬が花沢類で……なんかわたし、ダメな感じ?」
乙女「……がんばってね」
胡麻「勉強不足もはなはだしいですけど」
乙女「いかに自分がミーハーになれるかだよ! わたしはミーハー感を出すことに関しては……右に出るよ!!」
煎茶「頼もしい(笑)」
胡麻「じゃあ、もう嵐ですね、煎ちゃんは。でもけっこう雑食だよね?」
煎茶「ジャンルがわからないんですよ。わからなくって、とりあえず聴こう、みたいな」
胡麻「だからか(笑)。そんな煎ちゃん、いま気になってることあります?」
煎茶「〈あまちゃん〉ですね」
胡麻「いや~、ほんとだよね。〈あまちゃん〉が盛り上がってるから朝ドラの話も(この連載で)したいなって思ったけど、考えてみるとそんなに思い出がなくて……。〈あまちゃん〉の話ならできるけど、過去の作品になると」
乙女「普通に〈月9〉とかのほうが昔は観てたな。そっちの話のほうがいける」
胡麻「ですよね(笑)。ということで、奇しくも4つずつ年の離れたわたしたち3人がレギュラーメンバーになるんですが。乙女さんとわたしはだいぶ付き合いが長くて、煎ちゃんとわたしは同じチームだから毎日何かしら絡みがあるけど、乙女さんと煎ちゃんはほぼここで……」
乙女「初対面くらいの勢い(笑)」
胡麻「なので煎ちゃんがね、どれだけ遠慮せずにつっこんでくれるかがひとつポイントになるんじゃないかと」
煎茶「つっこんでもいいんですか?」
乙女「(両腕を広げて)どうぞ」
煎茶「わかりました!」
胡麻「期待しています(笑)。それにしてもわたしたち、すでにしゃべりすぎですね。まだ現在の自己紹介しかしていないというのに」
煎茶「これから青春時代の話もするんですよね?」
乙女「むしろそっちが本題じゃないかっていう」
胡麻「よし、じゃあ続きは明日載せます!」
乙女「なにこのいきあたりばったり感(笑)」
放談に出てきたあれやこれやをまったりレコメン( ´艸`)
「セックス・アンド・ザ・シティ」
はい、たしかに今回〈SATC〉の話はしていませんし、キャリーたちの間ではおなじみのお色気ネタにも縁遠いわたしたち……で・す・が、胡麻的に〈ガールズトーク〉といえばこれなんですよねぇ。女子の本音の応酬に何度心が震えたことか! このDVDボックスもいつ買おうかいまだに悩んでます(だって値段が値段だから……)。 *胡麻
MUSE 『Haarp』
2010年の〈フジロック〉で初めてそのド派手なステージを目撃して以来、心を奪われっぱなしのミューズ。このライヴ盤はそれより前にリリースされたものですが、聴くたびにあの興奮を蘇らせてくれて。オーディエンスとの一体感が伝わってくる“Starlight”や“Plug In Baby”で今夏の〈サマソニ〉へのテンションを上げるべし! *胡麻
ONE DIRECTION 『Up All Night』
乙女さんの発言のなかでちらっと出てきた1Dことワン・ダイレクション、わたしも大好きです! 昨年の夏、ロンドン五輪の閉会式で“What Makes You Beautiful”を披露する彼らの姿を観た時の胸の高鳴り、いまでも忘れられません。ダウナーな朝は5人のフレッシュな歌声を聴いて、若いエキスを……もとい、元気をもらってます♪ *胡麻
2PM 『Grown』
〈何かいまオススメのK-POPを……〉なんてざっくりしすぎなお題を与えられたので悩みましたが、結局2PMの最新作を。ライヴで盛り上がれるようなアップは控えめに、概ねミディアム~スロウのスムース系小品で揃えられております。ある意味チャレンジングな一枚ですが、個人的にはいまのわたし好みな仕上がりでかなりお気に入り! 大人のK-POPということで、アリです。 *乙女
「屋根部屋のプリンス」
世子(せじゃ)さま~! 朝鮮時代の皇太子(ユチョン)が、重臣3人と共に現代へタイムスリップしてなんやかんや……。主役とハン・ジミン(奇跡の透明感)の色恋だけじゃなく、実はミステリーの要素もてんこ盛りで、笑いのセンスもナイスというなかなか重厚な内容です。ユチョンの顔、ユチョンの肩幅、ユチョンの脚長ぶりも観どころ! *乙女
「美男<イケメン>ですね」
双子の兄になり代わり、男のフリして美男バンドに加入する妹……という、こちらも設定からあり得ないですが、わたしの半生でこんなにもときめいたドラマは他にありません。就寝時も気合いの入ったフルメイクのバンド・リーダー、テギョン(チャン・グンソク)の鈍感さと絶妙なツンデレ具合には溶けました。完璧に術中にハマってる自分が悔しい。 *乙女
嵐 『Time』
〈国民的名曲〉と言っても過言ではない大ヒット・チューン“Love so sweet”、「花より男子」並みにハマった松潤主演のドラマ「バンビ~ノ!」の主題歌“We can make it!”を収録した7作目。じわじわキていた嵐への想いが確信に変わった、まさにダメ押しの一枚。夏は“Oh Yeah!”で気分を上げてます。 *煎茶
「花より男子」
「最初は花沢類の優しさに惹かれたんだけどさ、強気の道明寺がたまに見せる一途な想いとか弱い部分がほっとけないっていうか、母性本能をくすぐるのよ。だから類くんには悪いけど、やっぱり道明寺にする」――放送翌日、自分の恋愛かのごとく熱弁をふるっていたクラスメイトの姿が目に浮かびます。〈花男〉=青春ですね~。 *煎茶
「あまちゃん」
アイドルに憧れ、GMT47のメンバーとして奮闘するヒロイン・アキの姿を描いた本作ですが、個人的には故郷編の〈海女~ソニック〉が衝撃的すぎていまだに忘れられません。漁協の事務員・花巻さんが扮したレディオ・ガ・ガは、前半屈指の名場面(笑)。「クイーンのな。わかるやつだけわかればいい」というセリフもイカしてます。 *煎茶